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光出力にIEEE1394、PCMCIAスロットまで搭載する薄型Pentium 4ベアボーンが発売

2002年01月18日 21時23分更新

文● 編集部

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Crusader-VC31 Type B

 早ければ昨年12月中の登場とお伝えしていたブックサイズの多機能ブックサイズベアボーンが「Crusader-VC31 Type B」としてついに登場した。光出力やIEEE1394の各端子をはじめ、PCMCIA TypeIIカードスロットまで装備する多機能さが注目されていたFIC製のベアボーンキットだ。



内部 フロントアクセス
ケース内部。サイズは100(W)×370(D)×325(H)mmフロントアクセス可能なコネクタ群

 基本的な性能は昨年12月6日の記事でお伝えしたとおり。CPUを囲むように取り付けられたカバーがCPUヒートシンクをすっぽりと包み、Delta製160W電源が装備する8cm角吸気ファンが発生させる空気の流れによってCPU用ヒートシンクの熱をケース外へ逃がす特徴的な仕様にも変化はない。また、FIC製のi845チップセット搭載MicroATXマザーボード「VC31」と、標準でPCIバスに刺さっているIEEE1394コントローラ兼PCMCIAコントローラカード「PCI Combo Card」のコンビネーションでケース背面部にUSB×2、RJ-45×1とサウンド入出力端子、ケース前面にUSB×2、IEEE1394×2、光デジタル出力×1、PCMCIAカードスロット×1という圧巻の構成インターフェイスを提供する点にも変わりなし。i845Dマザーボードが大量に流通している今となっては、SDRAMのみのサポートとなるi845マザーボードベースというのはやや心許ない気もする。VC31は、基本的にはごく普通のMicroATXマザーボードであるため、換装しようと思えば換装できそうだが…。



ヒートシンク ヒートシンク留め カバー
付属のアルミヒートシンク。単品販売されてもよさそうなデキだCPUソケット周辺にはヒートシンク留め金を確認できるこれが“カバー”。製品版ではクリームからブラックへと色が変わった

 VC31がビデオ機能を内蔵しないため、標準でProlink製のLow Profile AGP版GeForce2 MX200カードを搭載し、価格はコムサテライト3号店で4万8980円。FDDもCD-ROMドライブも搭載していないのを考えると少々割高だが、特に追加投資をせずとも、ビデオやMD、デジタルカメラで撮影した画像など、なんでも編集できる小型PCを作れるというのは十分に魅力的だ。

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