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各社超小型ベアボーンに引っ張りだこのTualatin対応「FV24」が単品発売に

2002年01月17日 21時34分更新

文● 小磯

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FV24 Ver.3.1

 元祖超小型ベアボーン「Cube-24」をはじめ、星野金属工業(ソルダム)の「Polo」「Pandora」も相次いで新型のTualatinコア版CPUに対応すべく採用したShuttle製マザーボード「FV24 Ver.3.1」。発売当初から採用していた「phrase」をはじめ、最近の超小型ベアボーン市場を席巻しているマザーボードがついに単品発売されたわけだ。



FV24V3.1

 これまでアルミケースの中に“埋もれて”いたため全体を見る機会のなかったFV24 Ver.3.1だが、外観は従来製品「FV24」そっくり。ボードの片隅に“FV24V3.1”とシルク印刷されていなければ区別がつかないほどだ。チップヒートシンクのため印刷を確認できないNorth Bridgeが従来の“VT8604”(Apollo PL133)からTualatinコア版CPUをサポートする“VT8604T”(Apollo PL133T)に代わった点以外、仕様面での違いはない。このため詳細については従来製品についての記事を参照してほしいが、もちろん超小型ベアボーンキットでお馴染みとなった圧巻のバックパネル部は健在。ネットワーク機能やサウンド出力、IEEE1394接続やS/コンポジットのビデオ出力がズラリと並んでいる。



バックパネル部 マニュアル
バックパネル部のレイアウトはもはやお馴染みマニュアルは従来のFV24と同じ。このため、どこにもTualatin対応をうたう文字列はない。なおこのことから判断するに、FSBは今回も最大150MHzまで設定可能と思われる

 価格はOVERTOPで1万7800円、コムサテライト2号店と3号店で1万7980円、高速電脳で1万8800円。完売したコムサテライト1号店では次回入荷は週末としている。Tualatinコア非対応の超小型ベアボーンキットを購入した人の買い換え需要は期待できそうもないが、現行すべてのSocket370版PentiumIII/Celeronに対応する19(W)×17(D)cmサイズFlexATXマザーボードとしての価値は決して低くない。低発熱の小型PCをゼロから作ってみたい人にとってはこれ以上ない選択肢となりそうだ。

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