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日本HP、データを100%保証するストレージサポートサービスを発表

2002年01月17日 20時53分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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日本ヒューレット・パッカード(株)は17日、同社のハイエンドストレージ製品シリーズ『hp surestore ディスク・アレイ xp』を対象としたサポートサービス“xp プレミア・ストレージ・クリティカル・サポート”(xp PSCS)を2月1日に開始すると発表した。

HPのTrentacosti氏
HPの副社長兼ジェネラルマネージャであるCharlie Trentacosti(チャーリー・トレンタコスティ)氏「ストレージビジネスは当社の4つの事業柱のひとつ」。日本HPでは新たにストレージソリューション事業本部を設立、今後ストレージベンダーとしての認知度を高め、2004年までにマーケットシェアNo.1を取りたいとしている

xp PSCSは、企業システム内で利用されているストレージ装置に貯えられているデータをいつでも利用できるという“100%のデータ・アベイラビリティー”を保証するサポートサービス。

サポート開始前に、顧客のシステムについて調査し、システムの信頼性を下げる要因があれば改善の提案を行なう“ハイ・アベイラビリティ・テクニカル・アセスメント”を実施し、耐障害性の高いストレージシステムを設計、その後、“サポートチーム”を結成しサポートサービスを提供する。

xp PSCSは、サポートチーム、“プロアクティブサービス”、“リアクティブ・サービス”の3つで構成される。

サポートチームは、顧客対応窓口となる技術エキスパート“アカウント・サポート・エンジニア”、ハードウェア(hp surestore ディスク・アレイ xpシリーズ)の障害予防や障害発生時の対応を行なう“ストレージ専門カスタマ・エンジニア”、障害発生時に障害対応プランを作成/実施する“カスタマ・サティスファクション・マネージャ”、および運用監視センター“ストレス・フリー・セントラル・センタ”で構成され、顧客支援を行なう。

プロアクティブ・サービスは、障害が発生する前に提供されるサービスで、24時間356日体制での監視、システム拡張や部品交換などのスケジュール決定、将来予想される必要ハードウェアやその構成の決定などを行なう。リアクティブ・サービスは、障害が発生した後に提供されるサービスで、24時間365日体制の電話支援、ストレージのエキスパートによる問題の切り分けや診断、対応、ハードウェアの冗長性の維持管理などを提供する。

xp PSCSの価格は550万円から。なお、障害発生によりストレージ内のデータが維持できなかった場合は、エンジニアが原因の特定とその後障害を発生させないための対処を行ない、サポート更新時に価格の5%もしくは50万円のディスカウントを実施するという。

最大640GBのバックアップが可能なテープオートローダー新製品も発表

また同社は、最大640GBのバックアップが可能な小中規模システム向けバックアップ製品『hp surestore tape autoloader 1/8』を3月1日に発売すると発表した。同製品は、『vs80』ドライブを1台内蔵し、最大8巻のカートリッジを格納できるテープオートローダー製品。

hp surestore tape autoloader
テープオートローダー新製品『hp surestore tape autoloader 1/8』

最大80GB容量(圧縮時)のDLTカートリッジを最大8個内蔵できる。自動バックアップユーティリティーと組み合わせれば、連続で320GB(圧縮時で640GB)のバックアップが可能。最大データ転送速度は毎秒3MB(圧縮時で毎秒6MB)。対応OSはhp-ux、Windows 2000/NT4.0、Solaris、Netware。価格は74万4000円。

hp surestore tape autoloader内部
最大8巻のカートリッジを格納できる。高さは2Uでラックに格納可能

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