“バイオMX”は、パソコン本体そのものにMDデッキやFMチューナー、アンプなどを搭載したAV一体型デスクトップパソコン。今回発表されたのは『PCV-MXS2R』と『PCV-MXS2』の2モデル。
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| AV一体型デスクトップパソコン“バイオMX” |
バイオMXは“Net MD”(USB経由でパソコンとMD機器を接続するインターフェース規格)に対応しており、HDDからMDへのダビングが可能。Net MD対応MDデッキ(音楽用レコーダブルMDドライブ)は最大16倍速(LP4時で32倍速)で、MDLPにも対応し1枚のディスクに最大320分の録音が可能。
PCV-MXS2Rは、17インチTFTカラー液晶ディスプレーが付属する『PCV-MXS2RL7』と本体のみの2種類が用意されている。CPUにPentium 4-1.90GHzを採用し、120GBのHDD(Ultra ATA/100)とDVD-RWドライブを搭載したモデル。ドライブの書き込み/読み込み速度は、CD-R書き込み8倍速、CD-RW書き込み4倍速、DVD-R書き込み2倍速、DVD-RW書き込み等倍速、CD-ROM読み込み24倍速、CD-R/RW読み込み16倍速、DVD-ROM読み込み4倍速、DVD-R/RW読み込み2倍速。また、DVDビデオ作成ツール『Simple DVD Maker Ver.1.1』が付属する。
PCV-MXS2は、15インチTFTカラー液晶ディスプレーが付属する『PCV-MXS2L5』と本体のみの2種類が用意される。CPUにPentium 4-1.70GHzを採用し、80GBのHDD(Ultra ATA/100)と、CD-RW/DVD-ROM一体型ドライブを搭載したモデル。ドライブの書き込み/読み込み速度は、CD-R/RW書き込み8倍速、CD-ROM読み込み32倍速、CD-RW読み込み20倍速、DVD-ROM読み込み8倍速となっている。
2モデルとも、256MBのメモリー(DDR SDRAM)を搭載、チップセットはインテル845Dチップセットで、グラフィックスアクセラレーターは米NVIDIA社のGeForce2 MX、ビデオメモリーは32MB(SDRAM)。
TVチューナー内蔵のMPEG-2リアルタイムエンコーダーボードを搭載しており、ビデオキャプチャー機能を備える。TVチューナーはVHF/1～12チャンネル、UHF/13～62チャンネル、CATV/C13～C63チャンネル、ステレオ放送、2ヵ国語放送に対応。入出力端子はビデオ入出力、オーディオ入出力、TVアンテナコネクター。圧縮モードは、高画質モード(17分で1GB)、標準モード(34分で1GB)、ビデオCDモード(94分で1GB)から選択可能。
また、オーディオ機能として、音楽用レコーダブルMDドライブ(Net MD対応)、FM文字多重放送チューナー、D/Aコンバーター、音質調整機能、スペクトラムアナライザー、20W＋20Wのアンプ、2-wayバスレフスピーカーを備えている。
外部接続端子(背面)は、キーボード、マウス、シリアル、パラレル、USB、ネットワークコネクター(100BASE-TX/10BASE-T対応)、ディスプレー出力、i.LINK(S400)、モデム用モジュラージャック、光デジタルオーディオ入出力、ライン入出力、FMアンテナ入力、スピーカー出力。外部接続端子(前面)は、ヘッドホン(金メッキ端子)、マイク(金メッキ端子)、i.LINK(S400)、USB。
内蔵モデムは56kbps(V.90/K56flex対応)。PCカードスロットはTypeII×1(CardBus対応)。マジックゲート対応メモリースティックスロットも装備する。本体サイズは、幅192×奥行き382×高さ346mm。重量はPCV-MXS2Rが11.7kg、PCV-MXS2が11.5kg。OSはWindows XP Home Edition。
いずれも26日発売で、価格はオープンプライス。編集部による予想小売価格は、PCV-MXS2RL7が39万円前後、PCV-MXS2Rが31万円前後、PCV-MXS2L5が30万円前後、PCV-MXS2が25万円前後。
なお、ソニースタイルでは、バイオMXをチューンした“バイオMX WORKS”を提供、端子をすべて金メッキにした特別仕様のアンプユニットを搭載し、銀メッキのチューニングケーブル(2m×2本)が付属する台数限定モデルが用意される。
