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NEC、企業向けパソコン“Mate”“VersaPro”の新製品を発表――Linuxモデルを追加

2002年01月16日 15時59分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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日本電気(株)は16日、企業向けパソコン“Mate”および企業向けノートパソコン“VersaPro”シリーズの新製品を発表した。

“Mate”にLinuxプレインストールモデルが登場

“Mate”は、省スペース向けのタワー型パソコンが中心の企業向けパソコンシリーズ。今回、OSにLinuxを採用した“Mate N”(Linuxモデル)『MA90H/N』が追加された。

Mate N
OSにLinuxを採用した企業向けパソコン“Mate N”

Mate Nは、スーパースリムタワー型の筐体(本体サイズは幅60×奥行き250×高さ312mm)に、Turbolinux 7 Workstationを搭載したもの。ウェブブラウザーはNetscape Communicator 4.77、日本語入力はATOK X for Linux、フォントはFontAvenue、Java実行環境はSun Java 2 Runtime Environment1.3.1となっている。また、Turbolinux 7 WorkstationとWindows XP Professionalのデュアルインストールモデルも用意されている。同社は、大学などの教育機関や、企業内の業務端末といったLinuxニーズに応えるサブブランドとして、Mate Nを展開するとしている。

Mate Nは、CPUにCeleron-900MHzを採用し、チップセットはIntel 810E(グラフィックスアクセラレーターを内蔵)となっている。その他の仕様はセレクションメニューから選択でき、メモリーは64(Linuxモデルのみ)/128/256/512MBから、HDDは20/60GB、ディスプレーは15インチCRT/15インチTFTカラー液晶/15.4インチ高精細対応TFTカラー液晶(SXGA)/17インチ高精細広視野角TFTカラー液晶(SXGA)/なしからそれぞれ選択可能。なお、LinuxとWindows XPデュアルインストールモデルの場合、付属アプリケーションとしてOffice XP Personal/Office XP Professionalも選択できる。Linuxモデルは1月下旬、LinuxとWinodws XPのデュアルインストールモデルは2月下旬発売、価格は8万円半ばから。

また、スリムタワー型の最上位モデルとして、Pentium 4-2AGHzを採用した『MA20V/D』を、ミニタワー型の最上位モデルとしてPentium 4-2.20GHzを採用した『MA22V/M』をそれぞれ発表した。『MA20V/D』は128MBのメモリーと40GBのHDD、24倍速のCD-ROMドライブを搭載し、OSはWindows XP Professionalとなっている。1月下旬発売で、価格は25万円前後から。『MA22V/M』は128MBのメモリーと40GBのHDD、40倍速のCD-ROMドライブを搭載し、OSはWindows Meとなっている。1月下旬発売で、価格は40万円前後から。さらに、既存モデル『MA20S/M』のCPU(Pentium 4-2.00GHz)をNorthwoodコアのPentium 4-2.00GHzに切り替え、『MA20V/M』として1月下旬に発売する。価格は35万円前後から。

新モバイルノートパソコンを発表

企業向けノートパソコンシリーズ“VersaPro”には、12.1インチTFTカラー液晶を搭載し、本体サイズが幅270×奥行き222×高さ23.7mm、重量が1.35kgと従来機種より薄型/軽量な新モバイルノートが追加された。上位モデル『VA80J/BH』のCPUはPentium III-M-800MHz、下位モデル『VA65H/BH』CPUはCeleron-650MHzとなっている。両モデルとも、USB 2.0ポート×3、PCカードスロット(Type II×1)、コンパクトフラッシュカードスロットを備えている。バッテリー駆動時間は2.2~3時間。

新モバイルノート
新モバイルノートパソコン。写真は12.1インチ液晶モデル

また、セレクションメニューで、HDDは20/30/40GBから、メモリーは標準128MBにプラス128/256/512MBからそれぞれ選択できる。また、無線LANモジュール、Bluetoothモジュール、内蔵指紋センサー、USBマウスなどを選択できる。OSはWindows XP Professional/Windows 2000 Professional/Me/98 SEから選択可能。2月上旬発売で、価格はVA80J/BHが25万円前後から、VA65H/BHが20万円台前半から。

なお、上記モデルのディスプレーをタッチパネル付き10.4インチTFTカラー液晶に変更した『VA80J/BL』『VA65H/BL』も用意される。なお、タッチパネル付きモデルは、本体サイズの高さが25.9mmとなる。2月下旬発売で、価格はVA80J/BLが25万円前後から、VA65H/BLが20万円台前半から。

タッチパネル付きモデル
タッチパネル付き10.4インチ液晶モデル

さらに、オールインワンノートパソコンの従来機種のうち、CeleronモデルのCPUを強化し、これまでのCeleron-800MHzからCeleron-866MHzにして1月下旬に発売する。その他の機種は現行機種を継続販売する。

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