(株)ビジー・ビーは10日、生活情報ポータルサービス“ブロードバンド メディア ステーション”(BB-station)を1月中に開始すると発表した。
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| 専用ソフトを用いて“BB-station”の番組を視聴している画面。TVをイメージしたインターフェースとなっている |
BB-stationは、生活に役立つさまざまなコンテンツを、TV番組を観るように視聴できるサービス。コンテンツ(番組)は、10種類のジャンル(チャンネル)ごとに8番組(計80番組)が用意され、インターネット配信される。
チャンネルラインナップは、“広げようパソコンライフch”“豊かに! くらしch”“ちょっと贅沢! ゆとりch”“追求! 趣味ch”“すてきに! 美容・健康ch”“目指せ! 資格・就職転職ch”“楽しく! 子育て・教育ch”“ゆうゆう! セカンドライフch”“しっかり! パーソナルファイナンスch”“まる得ラッキーch”の10種類。
提供される番組の多くには、著名タレントなどが番組アドバイザーとして参加し、番組進行を行なう。“生島ヒロシの手間なし健康法”“桂由美のLove×2ブライダル”“速水けんたろうのキッズパソコン/わんぱくクラブ”といった番組が配信される。これらの番組のほとんどはビジー・ビーの自主制作によるものだが、企業がスポンサーとなって提供する番組も一部用意される。
配信された番組はライブラリー化され、後日ライブラリーから選択して視聴することも可能。番組は配信後1年間はライブラリーとして保存し、いつでも視聴できるようにするという。
また、配信した番組の関連情報を提供する“ガイダンス”ページも用意するという。地上波TV番組との連携も考慮しており、将来的にはガイダンスページ上で関連する地上波TV番組の録画設定が行なえる機能も盛り込みたいとしている。
BB-stationを視聴するには、専用ソフト『BB-station アプリケーションソフト』が必要。ユーザーがBB-stationの会員登録を行ない、ソフトを起動すると自動的に専用サイトにアクセスし、BB-stationのメイン画面が表示される。ユーザーが画面上に表示されている任意のチャンネルと番組を選択すると、各番組を視聴できるようになる。また、パソコン画面の片隅に小さな専用ウインドーを表示して番組の一部をプッシュ配信し、ユーザーがボタンを押すとフル画面で番組の全内容を視聴できる“ミニTV”機能も備えている。
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| ミニTV機能。パソコン画面に小さいなウインドーを表示し、番組をプッシュ配信する |
会員登録料および番組視聴料は無料。推奨回線はブロードバンド用の常時接続環境だが、56kbpsモデムを利用した電話回線などでも視聴は可能という。
BB-stationは、日本電気(株)(NEC)との全面タイアップにより提供されるもので、視聴に必要な専用ソフトは、1月以降に発表されるNECのパソコン『VALUESTAR』『LaVie』の新モデルにプレインストールされる。このため、BB-stationのサービス開始日はNECの新モデル発売日と同時期になる。ビジー・ビーは、専用ソフトを無償配布したり、他メーカーのパソコンへプレインストールしたりといったことは予定していないが、機能を限定した体験版を用意するとしている。
なおNECは、専用ソフトのプレインストールのほか、BB-stationのインフラ構築、番組スポンサーとしても協力している。また、番組制作には(株)ブレインと(株)ハイブリッヂコミュニケーションが、専用ソフト開発には(株)ヌーサイトがそれぞれ協力している。
さらに同社は、企業向けに“企業版BB-station”の企画/運営も行なう。企業版BB-stationは、CD-ROMやDVD-ROMなどのメディアに、その企業用にカスタマイズした専用ソフトを収録するというもので、企業は例えば販促物としてメディアを顧客に配布することが可能。企業版BB-stationでは、その企業の情報のほか、通常のBB-stationで提供される番組も視聴できる。ビジー・ビーはこの企業版BB-stationをビジネス収益モデルとしており、今後企業向けにセミナーを開催し、参加企業を募るという。
本日都内で行なわれた発表会で、ビジー・ビーの代表取締役社長である牟田口陽介氏は、「インターネットには情報が氾濫しており、ユーザーは自分に必要な情報を探さなければならないが、一般的に情報は与えられるものなので、情報を検索するという行為ができない人が多い。TVのような操作性でコンテンツを提供し、ブロードバンドを普及させたい」と語った。また、今後の展開として、地域の情報を提供する“地域版BB-station”を検討しているという。
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| ビジー・ビー代表取締役社長の牟田口氏 |
