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花子12

花子12

2002年01月07日 15時30分更新

文● culi

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花子12

ジャストシステム

9800円/バージョンアップ版8000円(2月8日発売)

一太郎と並ぶジャストシステムの主力アプリ「花子」もバージョンアップされ、「花子12」として発売される。一太郎12が、従来のワープロの発想から離れて「作業効率の向上」という新コンセプトを追求しているように、花子12も図形編集ソフトの原点に返ったユーザビリティの強化を目指している。

メニュー操作に慣れるより
目的別の「Doメニュー」を使う

花子12のメイン画面。右下のガイドインフォに現在選択しているツールの使い方が説明されるので、グラフィックスソフトの初心者でもマニュアルと首っ引きにならずに済む。
 一口にドロー系グラフィックスソフトと言っても、主にプロユースの「Adobe Illustrator」からMicrosoft Officeに添付するお手軽ツール「Microsoft Draw」までいろいろある。従来から花子のポジションは“その中間”という感じで、一太郎とセットで使われる企業や学校(教育現場)を除くと、一太郎ほどのアピールポイントを持っていなかった。だが、インターネットが普及し、Webサイトなどで一般ユーザーも普通に情報発信するようになった現在、本格的な図形作成機能を持ち、手頃な価格で入手できる単体のグラフィックスアプリの需要は以前より増している。花子12は、そんな新規ユーザーに焦点を合わせた新機能を搭載してきた。

 その一例が「Doメニュー」だ。このメニューは、今までこうしたアプリに縁のなかった人でもグラフィックスソフト独特の操作に戸惑わないよう、「1/4円を描く」とか「左矢印を描く」「縦書きの文字を入力する」「図形に影をつける」といった目的を選ぶだけで、その操作を実行できるというもの。



Doメニュー。花子で可能な多くの操作が登録されているので、通常のメニュー操作を忘れてしまった場合にも役に立つ。

コネクタ。右のクリップウィンドウ下部に表示されている説明文がガイドインフォだ。
 また、従来からあったツールチップ(カーソルを置いておくと、そのアイコンの名称が出る)が強化され、ツールアイコンをポイントすると簡潔なコマンドの説明や関連項目などを表示する「アプローチインフォ」の機能が付いた。一方、画面右の「クリップウィンドウ」は「ガイドインフォ」になっており、選択した描画や編集の操作についての使い方やワンポイントアドバイスが表示される。

 今回から、フロー図などの作成によく使う「コネクタ」がサポートされ、図を修正(オブジェクトを移動)したときにも結線が自動的に追従するようになった。線が交差する箇所ではバイパス表示もできる。フロー図に向いた“丸め長方形”や“楕円”、“ひし形”の文字枠付き図形も新たに用意されている。



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