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2001年末をもって落ち着いたかに見えたメモリ価格の高騰がまた始まるかもしれない。
すでにアキバではPC133 SDRAM 256MB(CL=2)に6500円という最高値を付けるショップが現れているほか、「閉店後に値上げます」というショップや、次回入荷分は仕入れ値が現在の店頭売価と同じ、あるいはそれ以上の金額になるとするところも複数現れている。
4日から'02年の営業を開始した代理店からのオファーではPC133 SDRAM 256MB(CL=3)の卸値が5000円台後半になっている。3ページ目にある5日現在の最安値3870円と比べると約2000円も高い計算だ。ちなみにそのオファーによるとPC2100 DDR SDRAM 256MB(CL=2.5)の卸値は8000円台序盤。最悪の場合、来週末にはDDR SDRAMも年末に比べて1000円程度値上がっているかもしれないという覚悟をしておいて損はないだろう。もちろん来週になって流通が通常どおりになるとここよりも安く卸す代理店が現れる可能性も大いにあり、上の価格を100％そのまま鵜呑みにはできない、つまり、それほど劇的な値上がりにはならない可能性もある点にも注意が必要だ。
ほとんどの代理店が6日(日)まで休みであるため、現段階で値上がりの原因を特定するのは極めて困難だ。可能性として挙げられるのはさらに進んだ円安といったところだろうが、一方で、新聞社系ウェブサイトが12月の動向についてまとめて1月に掲載したメモリ価格暴騰に関する記事に、一部の代理店やショップが過敏に反応しすぎているのではという声もある。そういったショップの中には、今回の暴騰を一過性のものと見る向きも少なくなく、ショップの意見は見事なまでにまっぷたつ。現在店頭にある在庫が捌けたショップから順次“暴騰後”価格へ移行するのだろうが、その後上がるのか下がるのか、はたまた安定するのか。先行きはこれまで以上に不透明となっている。
そんな1月5日現在のメモリ価格情報をお届けしよう。年末年始を経てショップ側の在庫量に差がでてきたため、今回は256MBと128MBモジュールに絞って調査している。
