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FlexATXでビデオ内蔵!機能凝縮のASUSTeK製Pentium 4マザーが土壇場で登場

2001年12月29日 18時41分更新

文● 編集部

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P4S333-VF

 FlexATXフォームファクタを採用するPentium 4用マザーボードとしてはじめてビデオ機能を内蔵する製品「P4S333-VF」が年末ギリギリのタイミングで店頭に現れた。以前から積極的にFlexATXマザーボードをリリースしているASUSTeK製だ。



バックパネル部

 チップセットはSiS650。Jetway製のMicroATXマザーボードに続く第2弾となる同製品は、ビデオチップ“SiS315”相当の機能をNorth Bridgeに内蔵するため別途ビデオカードを必要としない(ビデオコアはSiS315からハードウェアT&Lを省いたものだという情報もあるが、詳細は不明)。また、South Bridge“SiS961”内蔵のコントローラによりネットワーク接続をサポートし、さらにサウンド機能も提供しているため、初期導入コストを抑えながらFlexATXの小型PCを組めるのが大きな魅力となっている。



看板に偽りあり?!

 なお、製品名で勘違いしてしまいがちだが、DDR SDRAMのサポートはPC2100(DDR266)まで。SiS645でサポートされるPC2700 DDR SDRAMには対応していないので注意が必要だ。



マニュアル
PC2100 DDR SDRAMの対応とするマニュアル
価格表

 拡張スロットはAGP×1、PCI×2でDIMMスロットは2本。マニュアルを読む限りオーバークロックに関する設定は用意されていないようだ。価格は高速電脳とコムサテライト3号店で1万7800円。Jetway製品と比べてしまうと割高に見えてしまうものの、相対的に見れば十分安価と言えるだろう。



オーバークロック機能搭載のMicroATX版もデビュー

P4S333-VM

 ASUSTeKからは同時にMicroATXフォームファクタを採用した「P4S333-VM」もデビュー。こちらはFSB 100~162MHzの範囲を1MHz刻みで設定できるのが特徴となっている。ネットワーク機能とサウンド機能を搭載する仕様に変化はなく、拡張スロットはAGP×1、PCI×3でPC2100 DDR SDRAMまでの対応となるDIMMスロットは2本。価格はWonderCityで1万9799円、クレバリー1号店と高速電脳で1万9800円、コムサテライト3号店で1万9800円。



ATAPIコネクタ
P4S333-VMのATAPIコネクタは変則的に取り付けられているため、小さめのケースで利用する際にはケーブルの取り回しに注意が必要となるかもしれない
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