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Low Profile AGPカード最速の座奪取!AOpenから格安のRADEON 7500カード

2001年12月28日 20時01分更新

文● 小磯

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RADEON 7500 Bulk

 11月に登場したGeForce2 GTSカードから“史上最速のLow Profile AGPビデオカード”の座を奪い取る製品がAOpenからデビューした。「RADEON 7500 Bulk」というそのままの製品名がつけられたRADEON 7500カードがそれで、“Bulk”ながらもホワイトボックスに入って店頭に並んでいる。このところ投入していたビデオカードがことごとくNvidia製チップ搭載製品だったAOpenからRADEONファミリの製品が登場するのは今回がはじめて。


標準では一般的なサイズのブラケットが付いており、Low Profileブラケットを同梱している(左)。パッケージはいわゆるホワイトボックス(右)
ブラケットパッケージ
RV2S

 Jace製のGeForce2 GTSカードに似た細長い基板を採用するRADEON 7500 Bulkの基板には“RV2S”の型番表記を確認できる。この型番を見る限りでは、どうやらASKセレクトのOEM元がAOpenに提供している製品のようだ。
 64MB搭載のVRAMがカード裏面に置かれているという仕様もJace製品とよく似ている。Low Profileの規格内におさめるためにはこのレイアウトしかないということなのだろう。VRAMはSamsung製のDDR SGRAM(最高250MHz駆動品)だ。ちなみにコアクロックは290MHz。インターフェイスとしてD-Sub15ピンとS、コンポジットの3出力端子を用意している。



VRAM
Low Profileビデオカードとして最大となる64MBのVRAMを搭載する
VRAM
インターフェイス。D-Sub×2というデュアルディスプレイ出力には対応していない

 GeForce2 GTSと同じくDirectX8.xにハードウェアでの対応はしていないため、最先端のパフォーマンスを望むのは酷だが、Low Profileカードとしてはダントツの3D描画性能を持つ製品だけに人気を集めるのは間違いないだろう。
 なお、AOpen製のビデオカードといえば他社製品よりも安価な場合が多いのが魅力の一つだが、今回も価格面の魅力は健在。ソフトDVDプレーヤ「PowerDVD 3.0」と3Dアクションゲーム「RUNE」まで同梱しながら価格はコムサテライト3号店で1万4500円、TSUKUMO eX.で1万4799円、OVERTOPとクレバリー1号店、高速電脳で1万4800円と、RADEON 7500カードとしてはもっとも安価な価格帯となっているため、単純にRADEON 7500カードの購入を検討している人にとっても十分以上に魅力的な選択肢だ。

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