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【矢部直治のアキバB級グルメ探検隊(最終回)】アキバで30年!ホモ・サピエンスのハートを刺激する「ベンガル」

2001年12月21日 04時42分更新

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ハローエヴリワン、最近調子はどうよ?
肝臓あるいは胃袋の限界に挑んでる?
こっちはねー、生命力の限界にチャレンジ中で、ギネスブック掲載も目前よ。

いよいよ冬真っ盛り、日本酒および宴会のシーズン到来で実家大忙しのシチュエーションのさなか、板前が骨折するというアクシデント勃発。さらに2人のバイト君、ともにレポート評価「C-」ゲットにより留年orノット留年のG線上で期末テスト猛勉強モード突入。当店ワースト記録の人手不足につき、

あさは魚河岸、ひる仕込み、よるは遅くまで小料理屋稼業

と発音上のみ軽快な感じで、現在ライター率がほぼゼロに近づいた(当人比)若旦那・矢部でございます。この不況の時代にも関わらず来店される大勢のお客様には、本当に感謝しておりますが、お待ちの列が途切れない展開には本気でまいっちんぐ。この7週間で9.5Kg体重減と、絶好調過労死まっしぐらな今日この頃、癒し系というよりはダメージ系なステキ過ぎる笑顔をもってわたくし、イヤ、当コラムが今回ご紹介いたしますのは、かぎりなく【オモテの名物】に近いカリーハウス「ベンガル」でございます。

まずはいつものようにお店の所在地から。中央通りを向かって左側……などとクドクド説明するより、このヒトコトで誰もが「オー、アイシー」連発でしょう。

【じゃんがらラーメンの向かい側】

そう、まず物理的にかぎりなく【オモテの名物】に近いのでした。そしてもうひとつ、ココはカリー通のあいだで「東京のカリーを語るなら絶対に外せない」と高く評価されているお店だということ。なにしろ……この際だから暴露しちゃうけれど……この10年間になんと通算3500食以上カレーを食べたという超ド級の猛者であり、トレードマークの黄色いメガネはターメリックへのリスペクトだと社内でひそかにささやかれている遠藤論氏をして、

「ぼくが秋葉原に行くってのは、それはすなわち「ベンガル」で食事するってこと(矢部注:PC系チェックは「ついで」らしいです)。あそこ以外じゃ絶対に食べないね」

と断言させているし、実際、わたくしもココの「キーマカレー」を食べて以来、他店のキーマでは満足できないカラダになってしまった。そうなのです、熱烈なファン多数続出のホットな有名店なのでござる。そんなわけで「知られざる店舗を紹介する」という趣旨からはアウト・オブ・サイトかと正直セレクトに迷ったのだけど、「辛くないカレーはカレーじゃねえ!」と公言している某カレー評論家(ちょびヒゲ装備)のお口には合わないようで、マスコミ登場率が意外なほど低く、アキバ通であっても知らない方が多数存在していることが発覚。 ライター的、編集部的に(ていうか遠藤局長的に)そいつはいけねえってことで、ナビゲートさせていただきます。押忍。とまあ、前置きがベリー長くなりましたが、いよいよ「ベンガル」のオーナーであり、薫り高きスパイスの女王たる笹本さんにレッツ☆インタビュー開始っ!

なお、今回はちょっとディープな料理専門用語が出てきます。料理通、カリー通以外の方は、次のページとその次のページのバカ系基礎知識講座をかるーく先に流し読まれとくといいかも。



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