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LPI-Japan、LPICレベル2日本語試験を12月14日より開始

2001年12月20日 22時55分更新

文● 編集部

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特定非営利活動法人エル ピー アイ ジャパン(以下、LPI-Japan)は、「LPICレベル2」の日本語試験を開始したことを発表した。

実際の試験はVUEが公開テストセンターで行なう。受験費用は1科目1万5000円。レベル2の認定を受けるためには、すでにLPICレベル1の認定資格をもち、レベル2の2科目に合格しなければならない。レベル2試験の主な範囲は以下のとおり。

  • 「Linux Kernel」……カーネルコンポーネント、カーネルのコンパイル、パッチの適用、カスタマイズ、コンパイル時のデバッグなど
  • 「System Startup」……スタートアップとブートプロセスのカスタマイズ、システムスタートアップ時の操作など
  • 「Filesystem」……ファイルシステムの作成、操作、設定、管理など
  • 「Hardware」……ソフトウェアRAIDの設定および実行、新規ハードウェアの設定、ハードウェアデバイスをサポートするオプションの設定、PCMCIAの設定など
  • 「Networking」……基本的なネットワークデバイスの設定、トラブルシューティングなど
  • 「Mail & News」……メーリングリストやニュースグループの設定、MTAの設定、クライアントメール管理ソフトの操作など
  • 「DNS」……BINDの設定、ゾーンファイルの作成、管理など
  • 「Web Services」……WebサーバやProxyサーバのインストール、管理など
  • 「File and Service Sharing」……Sambaの設定、NFSサーバの設定など
  • 「Network Cliant Management」……DHCPの設定、NIS設定、LDAPサーバの設定、PAMの設定など
  • 「System Maintenance」……syslogdの設定、rpm、debパッケージの構築、バックアップ操作など
  • 「System Security」……ルータ設定、匿名FTPサーバのダウンロード設定、sshdの設定、tcpwrapperの設定、kerberosのインストールと設定など
  • 「System Customization and Automation」……タスクを自動化するためのスクリプト記述、リカバリディスクの作成、ブートアップテキストからブートシーケンスのステージを特定する、LILOのトラブルシューティング、システム全般のトラブルシューティングなど

LPIC試験はレベル1からレベル3で構成されているが、現在実施されているのはレベル2試験までとなる。レベル3試験は来年以降の実施を計画しているという。

また、LPI-Japanは、事務局オフィスを、秋葉原にオープンしたリナックスビルに移設し、事務局業務を強化した。今後は同ビルを運営する(株)リナックスカフェなどとの連携も検討するとしている。

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