インテュイット(株)と(株)ナムザック・ジャパンは17日、インテュイットの会計パッケージソフト『弥生会計』と会計業事務サポートに、ナムザックのインターネット上で音声のやりとり(VoIP)とディスプレー画面を共有するソフトウェア『WebArrow(ウェブアロー)』を組み合わせたサービスの実証実験を15日に開始したと発表した。
このサービスは、顧問先(顧問となっている企業クライアント)のパソコンと会計事務所のパソコンを接続し、会計事務所の担当者が事務所にいながら、顧問先の会計担当者や経営者に対してアドバイスを行なうというもの。ディスプレーの画面を共有しながら、VoIPを利用し、対話を行なったり、テキストを利用し、チャットを行なったりできるのが特徴。ディスプレーに表示している資料を共有できるほか、顧問先と会計事務所の双方でキーボード入力、マウス操作が行なえる。また、両者のうち一方にしかインストールしていないソフトの共有もできるという。
両社では、実証実験の結果を基に、2002年4月を目標に、インテュイットの会計事務所パートナープログラム“アイパップ(Intuit Professional Advisor Program)”の希望者すべてに同サービスを提供していきたいとしている。