(株)ソリトンシステムズは17日、官公庁向けの電子申請システムやEコマースシステムを構築するための汎用電子窓口ソフト『DigitalPost v1.0』の出荷を21日に開始すると発表した。併せて、評価版のダウンロードサービスを同社のホームページで開始する。
『DigitalPost』は、電子署名の機能を搭載する電子フォームの、登録から公開、受領、署名検証、入力データのデータベース化/XML出力、原本の格納までの受付処理を自動化するためのソフト。8月に総務省が発表したガイドライン『申請・届出等手続のオンライン化に関わる汎用受付等システムの基本的な仕様』に準拠する。対応電子フォームソフトは、米アドビシステムズ社の『Acrobat 4.0/5.0』とカナダのアクセリオ(Accelio)社の『FormFlow 99』。受領したフォームデータの一覧表出力や詳細データ/原本の表示、返答用文書の自動作成などが可能なオープンソースのウェブアプリケーションを装備する。同ソフトの機能を内部利用した独自のアプリケーションや連携システムの開発も可能で、同ソフト対応のアプリケーションパッケージを開発・販売するインテグレーター向けに特別なライセンス体系を用意している。対応OSはWindows NT 4.0/2000。価格は基本パックが8000円で、基本ライセンスパックがAcrobatライセンスとFormFlowライセンスそれぞれで登録5フォーム50万円からとなる。
なお、電子署名の検証機能は2002年度上半期出荷予定の『DigitalPost v1.1』に搭載する予定。