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NTT Com、『IPv6情報家電コントローラ』と『IPv6 VPNシステム』を開発

2001年12月14日 19時40分更新

文● 編集部

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エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)は14日、IPv6インターネットを利用して情報家電機器をウェブブラウザーで制御できる『情報家電コントローラ』と、端末間でのセキュリティー機能(IPsec)を設定できる『IPv6 VPNシステム』を開発したと発表した。これは“IPv6アクセス網及び情報家電による実証実験”の一環として開発したもの。

情報家電コントローラ』は、IPv6インターネットを利用して、家庭内などの機器のスイッチのON/OFFや状態の確認を行なうための装置。IPv6のウェブサーバー機能を搭載する。汎用のデジタル入出力ポート(入力8ch、出力8ch)、1-Wireポート(RJ11/バス式センサーインターフェース)、シリアルポート(RS-232C)、10BASE-Tポートを装備する。IPv6のプラグ&プレイ機能によりIPv6ネットワークに接続れば自動的に世界固有のIPアドレスが設定される。電源は100Vで5V1.5AのACアダプターを利用する。本体サイズは幅135×奥行き33.6×高さ158mm、重量は約800g。情報家電コントローラでは、ウェブブラウザーによる操作、IPアドレスの自動設定、IPアドレス/ユーザーID/パスワードによるアクセス制御などが行なえる。家電とのインターフェースなどはカスタマイズ可能。

『IPv6 VPNシステム』は、(株)ディアイティ、エントラストジャパン(株)と協力して開発したIPv6対応のVPNシステムで、セキュリティー機能にはIPsecを利用する。システムは、利用者側の機器のIPsecの設定を遠隔で実行・管理するポリシーゲートウェイ装置、機器にインストールするソフトとびPKI(公開鍵技術基盤)関連サーバーなどで構成される。主な特徴は、利用者が複雑なIPsecの設定をせずにセキュアーな通信が可能、セキュリティー設定の一元管理が可能、PKI対応など。ディアイティがポリシーゲートウェイ装置と各機器にインストールするソフトの開発、エントラストジャパンがPKI関連で協力したという。

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