『Kondara MNU/Linux 2.1』の正式版が12月13日に公開された。『Kondara MNU/Linux Official Web Site』にあるFAQによると、『Kondara MNU/Linux 2.0』からの変更点は以下のとおり。
- /etc/servicesを整備し、skk、wnnなどを加えた
- Zooパッケージの位置づけを変更。「CD1枚に収まらなかったものを収録するツリー」という位置づけから、「オルタナティブなものや最近メンテナンスされていないものを収録するツリー」という位置づけになった
- spec fileを整理した
- gettext 0.10.40、libpng 1.2.0に対応した
- fileutilsを4.1にバージョンアップした
- /usr/share/config-sampleに設定例ファイルを配置した
ほかにも、インストーラーがext3やxfs、jfsなどのジャーナリングファイルシステムに対応したり、一部のATA RAIDに対応したといった変更も加えられているようだ。
主なパッケージは以下のとおり。
- カーネル 2.4.13
- glibc 2.2.4
- XFree86 4.1.0
- gcc 2.96、2.95.3
対応しているアーキテクチャは、Pentium以上のCPUを搭載したIAマシン(一部のパッケージはrebuildする必要がある)、一部のAlphaマシン、PPCマシン(パッケージのみ)となっている。
なお、デジタルファクトリ(株)では、『Kondara MNU/Linux 2.1』パッケージを販売するかどうかについては未定とのこと。
