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ネットイヤー、パケットスニフィング方式のユーザー行動分析ツール『OPTICIAN』の販売を開始

2001年12月10日 21時11分更新

文● 編集部

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ネットイヤーグループ(株)は10日、ユーザー行動分析ツール『OPTICIAN(オプティシャン)』の販売を同日付けで開始すると発表した。価格はシステム構成により400万円から800万円程度。

『OPTICIAN』は、全てのユーザーのクリックストリーム(一連のページ遷移)を取得して、ユーザー行動分析を行なうためのマーケティングツール。システム管理者向けのログ解析ツールと異なり、マーケティング担当者自らが仮説を検証し、効果測定できるように開発したのが特徴。ネットワーク上のパケットを取得する“パケットスニフィング技術”を採用したことで、cookieなどのユーザーを特定する仕組みを開発する必要がなくなるほか、ウェブサーバーへの負荷もないという。データは独自の外部データベースに格納され、容易に加工できるようになっている。また、マーケティング担当者が意図した導線と、実際のユーザーが行動した動線(パス)のずれを視覚的に表示し、バナーやキャンペーンの有効性を検証できるという。同じような動線を描くユーザーの傾向を把握するための“グループ クリック ストリーム機能”も搭載する。

対応OSは、Solaris、Linuxで、対応データベースはOracle、PostgreSQL。推奨するハードウェアはPentium III-GデュアルあるいはUltraSPARC II以上で、メモリーが1GB以上、HDDは18GB×3台(RAID-5)など。

『OPTICIAN』は、同社が(株)デジタルフォレストの協力により開発したもので、導入/保守も両社が共同で担当する。同社では年間20本の売上を目標としており、パッケージ販売だけでなく、ASP方式での販売も検討中しているという。

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