突然、アキバに“緑色CPUパッケージ”のAthlon XPがデビューした。Athlon XPが突然茶色のCPUパッケージで登場した時も大きなインパクトがあったが、今回の“なんちゃってPentiumIII”とでも言うべき緑色が与える衝撃もなかなかのモノだ。
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| コアマーキング2段目最初の5文字も「AGKGA」で同じ |
製品はAthlon XP 1500+。コアマーキングは「AX1500DMT3C」となっており、従来の“茶色版”Athlon XP 1500+とまったく同じ。L1をはじめとする各ブリッジの切断のされ方にも変化は何ひとつない。明確な違いは、右下の刻印が、茶色版の“C1”／“N”から、今回の緑色版で“B1”／“B”になっているだけ。またあえて指摘すればCPU裏面に設置されているキャパシタの色あいが若干異なっている程度だ。
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| 従来版Athlon XP 1500+との比較。基本的にはまったく同じと言っていい |
茶色版と緑色版の比較。何を意味するのかは不明だが、C1／NがB1／Bへ変化している。また、キャパシタの色も違うと言えば違う。この違いがまたさまざまな憶測を呼びそうだ
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| 興隆商事に入荷した緑色版Athlon XP 1500+。ほとんどは地方へ出荷された |
代理店の興隆商事によると「いつものようにAthlon XP 1500+を注文したら緑色版が入荷してきた」。登場の理由などについてはまったく分からないとしており、このため性能差があるかどうかいっさいが不明となっている。また「入荷したタイミングの問題で、今回入荷した分の多くはアキバ以外の地方へ納品されてしまう。このため、今週末の段階ではアキバにほとんど出回らない」とのこと。少なくとも今週末の段階では幻のCPUとなってしまうようだ。次回入荷分も緑色なのか、はたまた茶色に戻るのかはなんとも言えないが、気になる人は地方に住む友人を当たってみるのがいいかもしれない。
現在、アキバで販売中なのを確認できているのはCUSTOMのみ(1個のみ入荷し、1万5800円)。このほか同じく1個だけ入荷した高速電脳では、あまりにレアなのでしばらく店頭に展示するとしている。高速電脳では「クリスマス限定の“モミの木”仕様スペシャル版？」なんて感想を漏らしていたが……。
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【取材協力】
