日本ヒューレット・パッカード(株)は6日、企業向けパソコン『e-pc 40』の後継機種として、新デザインの筐体を採用し、Pentium 4を搭載したデスクトップパソコン『hp e-pc 42』を発表した。15日に販売を開始する。価格は11万8000円から。
白と紺のツートンカラーのデザインが特徴的な |
『hp e-pc 42』は、CPUにPentium 4-1.6GHz/1.8GHz、チップセットにi845を搭載し、メモリーは128MB/256MBのSDRAM(PC/133、ECC非対応)、HDDはUltra ATA/100の40GB、24倍速CD-ROMドライブを内蔵したデスクトップパソコン。ATIテクノロジーズのATI Rage 128 pro 4XLグラフィックスチップをオンボードで搭載する。
本体サイズは幅95×奥行き280×高さ250mmと省スペース化を図るとともに、本体/HDD/電源/メモリーの4つのモジュール構造を採用したことで、故障の際などの不良モジュールの交換が容易になった。故障の診断は付属の診断ツール『e-diagtools(イーダイアグツール)』で行なえるほか、故障個所を知らせる“e-buzzer(イーブザー)”の鳴った回数で故障モジュールを特定できるという。
小型化に加えて静音設計もなされており、図書館の中と同じ程度の静かさ(33dB)で駆動できるとしている。
セキュリティーのためにFDDを搭載しないほか、本体背面のUSBポート×2やパラレルポートなどは“ポートコントロールシステム”により物理的にカバーをかぶせて鍵でロックできるようになっている。本体上面のルーフカバーも同様。前面のUSBポート×2にはBIOSレベルでロックをかけることができる。さらに盗難防止用の『ケンジントン・セキュリティロックケーブル』(オプション)も利用可能。電源はAC100V~240V。消費電力は120W。本体重量は4.8kg。
価格は、Pentium 4-1.6GHz、128MBメモリー、40GBのHDD、24倍速CD-ROMドライブ、ATI Rage 128 pro 4XL、Windows XP Home Editionの構成となる(P7230A#ABJ P4)が11万8000円。OSをWindows 2000にした(P7231A#ABJ P4)が12万8000円。CPUをPentium 4-1.8GHz、メモリーを256MB、OSをWindows XP Professionalにした(P7232A#ABJ P4)が13万4000円。