ファン待望の「All-in-Wonder RADEON 8500DV」がついに明日6日、アキバにデビューする。“All-in-Wonder”シリーズといえば、アキバの自作派なら知らない者はいないほどの人気TVチューナ付きビデオキャプチャ&ビデオのオールインワンカード。他社製のチップを使った同種の製品が出た場合“All-in-Wonder ○○”と呼ばれるほど定番になっている製品のメジャーバージョンアップだけに、待っていた人は少なくないだろう。
入荷するのは並行輸入版だが日本語マニュアル付き!
機能面の制限はごく僅か!?
明日アキバの店頭に並ぶのは興隆商事扱いの並行輸入版。従来製品「All-in-Wonder RADEON」の並行版が登場した際に“TVチューナがステレオに対応していない”と騒がれたのは記憶に新しいところだが、すでにATI Technologiesの国内代理店であるアスクからアキバの各ショップに対して「並行輸入版のTVチューナはモノラルでしか動作しない」旨のアナウンスがされているのを考えると、今回もステレオ非対応である可能性は高そうだ。興隆商事は今晩テストするとしているので明日店頭で確認できると思われるものの、この点については期待しない方がいいかもしれない。
※(12/7)フロンティア神代 東京秋葉原店の協力でテストしたという興隆商事によると、TVチューナのステレオは条件付きで対応。チャンネル選択後にステレオのチェックボックスをオンにすれば、ステレオ音声に対応するとのこと。チャンネルを変えるたびにチェックし直さなければならないが、それさえ気にならないのなら、国内版とほぼ同じ機能を使えるというわけだ。日本語環境非対応の可能性が高い、Philips製のステレオデコーダ |
ただし、“TVを視聴できない”“キャプチャできない”といった問題点はどうやらなさそう。というのも、AIW 8500DVは日本語を含む6カ国語対応のマニュアルを同梱しており、日本国内での利用が想定されているからだ。一部北米でしか利用できない機能以外についての動作制限は特に記載されていないため、ステレオ音声にこだわらないのであれば、来年登場予定の国内流通版を待つ必要がない可能性は高い。