編集部にやってきた米国版『Xbox』。2度にわたって外観を紹介してきたが、今回、実際にテレビにつないで電源を入れてみた。
何かの機器の間から緑色の光が画面いっぱいに広がり…… |
Xboxのロゴが現れる。蛍光灯が移りこんでいるのはご愛嬌 |
緑色の光が画面に広がって、Xboxのロゴが現れる起動画面は、以前にASCII24でお伝えした内容とほぼ同じだった。
Xboxのロゴの後に言語選択メニューが表示されるのだが、そのメニューを見て驚いた。「日本語もある!! 」
言語選択メニューでは、日本語も選択できる |
続いて、タイムゾーンの設定。Windowsでの設定と同様に、そのタイムゾーンのグリニッジ標準時との差と、代表的な地名を表示する。
タイムゾーンの設定。アフガニスタンの首都カブールを選んでみました |
設定後に表示されるメニュー画面には、“ミュージック”という項目があった。選択してみると、“音楽CD”という項目があり、「音楽CDをサウンドトラックへ録音します」と表示された。楽曲をCDからハードディスクに録音できるようだ。
メニュー画面には、基本設定のほかに“ミュージック”という項目がある |
「音楽CDをサウンドトラックへ録音します」 |
音楽CDをドライブに入れると、CD内の全楽曲が表示された。いくつかの楽曲を選択し、録音するサウンドトラックの名前を入力すると、ハードディスクへの録音を開始する。1曲の録音にはかなり時間がかかるため、Windows Media Audio形式などに変換していると思われる。録音が終了すれば、音楽CDがなくとも楽曲を楽しめる。ハードディスクの容量は約8GB(マイクロソフトは公式には明らかにしていない)だが、何曲収録できるかは不明。
録音するトラックを選択する |
録音するサウンドトラックを新規に作成。画面上のソフトウェアキーボードで名称を入力 |
録音中。下のバーがゆっくりと右へ延びていく。けっこう時間がかかる |
録音終了後、ハードディスクの状態を見ると、サウンドトラックが303ブロックと表示された |
メニューの選択・切り替え時には、このようなアニメーションを表示する |
LANポートを搭載し、ハードディスクも内蔵、CDの録音も可能なXboxを実際に見た月刊アスキー遠藤編集長の感想は「これはホームサーバーだ」。米マイクロソフト社では、Xboxは純粋な家庭用ゲーム機だとしているが、実物を見ると「これは単なるゲーム機では終わりそうにない」という印象を、多くの人が持つのではないだろうか。
その後、実際にゲームをプレーしてみた。タイトルは、米マイクロソフトのアクションゲーム『HALO』。かつての『DOOM』のような3D画面のアクションゲームで、アクションだけでなくパズル的な要素もあって楽しめた。しかし、1時間もプレーしないうちに、かつてのDOOMと同じように酔ってしまった。
『HALO』のオープニング画面 |
ゲームに興ずる編集部の面々。左からASCII24原編集長、別冊アスキー吉川副編集長、月刊アスキー遠藤編集長および小林副編集長 |
説明書などの入った袋。「最初にこれを読め」と書かれている |
説明書は、英語のほかにフランス語およびスペイン語で書かれている。北米で使われている主な言語に対応しているということか |
ブルース・リーが主人公のアクションゲーム『Bruce Lee:Quest of the Dragon』が、米マイクロソフトから2002年春に発売される |