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日本ビクター、次世代高密度光ディスク用単レンズ技術を開発

2001年11月30日 19時40分更新

文● 編集部

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日本ビクター(株)は29日、松下日東電器(株)と共同で、記憶容量が25GBの次世代高密度光ディスクに利用できる光ピックアップ用対物単レンズを開発したと発表した。

レンズの構成
レンズの構成(左が開発したレンズで、右が従来のレンズ

開発したレンズは、開口数が0.85の単レンズで、ディスクとレンズの間の距離(作動距離)を0.6mmにできるうえ、従来の2群レンズに必要な組み立て工程を省略できるのが特徴。収差も波面収差量が0.02λ台で特別な補正を行なう必要がなく、金型に超硬(タングステンカーバイト合金)を使用するため、DVD用ピックアップと同程度の精度で次世代光ディスク用ピックアップを構成でき、コストも削減できるという。

開発には、日本ビクターのピックアップ設計技術とレンズ設計技術、松下日東電器のレンズ設計技術とガラス成形技術を利用

併せて、開発したレンズを利用した光ピックアップも開発し、グルーブ方式の相変化型ディスクと“D8-15方式”の変調信号により、直径12cmのディスクで片面単層25GBの次世代高密度光ディスクシステムの基本技術を確立したとしている。

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