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NEC、8Mbps対応ADSLモデム内蔵ブロードバンドルーターを発表

2001年11月26日 14時04分更新

文● 編集部 佐々木千之

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日本電気(株)(NECソリューションズ)とNECアクセステクニカは26日、8Mbps対応ADSLモデムを内蔵したブロードバンドルーター『DIRECTSTARΔ(ダイレクトスターデルタ)』、無線LAN対応ブロードバンドルーター『WARPSTARΔ(ワープスターデルタ)』などルーター3機種5モデルと、無線LANアダプター『AtermWL11E』などを発表した。

ADSLモデムを内蔵する『DIRECTSTARΔ』

DIRECTSTARΔは8MbpsのADSL(G.dmt Annex C規格)(※1)接続サービスに対応したADSLモデムを内蔵したブロードバンドルーター。LAN側のインターフェースとして、10BASE-Tを1ポート備えた『AtermDR30F/GS』と、100BASE-TXの4ポートスイッチングHubを備えた『AtermDR35FH/GS』の2機種を用意する。価格はオープンで、12月下旬出荷予定。編集部による予想店頭価格はAtermDR30F/GSが1万9800円、AtermDR35FH/GSが2万3800円。

『AtermDR30F/GS』(左)と『AtermDR35FH/GS』(右)
『AtermDR30F/GS』(左)と『AtermDR35FH/GS』(右)

DIRECTSTARΔは、1.5Mbps(G.lite Annex C規格)(※2)にも対応している。8Mbpsでのサービスに関して、DIRECTSTARΔの接続確認を行なった通信事業者は(株)アッカ・ネットワークスで、利用可能な事業者は順次拡大し、ホームページを通じて情報を提供する予定としている。

※1 G.dmt Annex Cは、最大データ通信速度が下り8Mbps、上り1MbpsのADSL通信規格。

※2 G.lite AnnexCは、最大データ通信速度が下り1.5Mbps、上り512KbpsのADSL通信規格。

WAN側のプロトコルとしては、PPPoA(PPP over ATM)、PPPoE(PPP over Ethernet)、IPoA(IP over ATM)に対応する。ルーティング方式はスタティックルーティング(最大40経路。デフォルトルート設定可能)で、LAN側にサブネットを定義してIPマスカレードが利用できる“マルチサブネット機能”も備える。DHCPサーバー機能、IPパケットフィルタリング、ポートマッピングにも対応する。ルーターの機能設定はウェブブラウザーによって行なう仕組み。

サイズは幅31×奥行き172×高さ172mm、重さは約0.9kg(ACアダプター含む)。パッケージにはスプリッターも同梱している。

IEEE801.11b無線LAN対応ルーター『WARPSTARΔ』

WARPSTARΔはIEEE802.11b無線LANに対応し、WAN側、LAN側共に100BASE-TXポートを備えたブロードバンドルーター。本体には、WAN側インターフェースとして100BASE-TX、LAN側インターフェースとして4ポートの100BASE-TXスイッチングHubと、LANとして接続可能なUSB1ポートを持つ。また、外部のISDN TAやアナログモデムを接続して、ダイヤルアップルーターとして使用できるシリアルポートも備え、ADSLモデムやケーブルモデムと、TA/モデムで同時にアクセスする“マルチライン”機能も備える。

『AtermWBR75H』(左)と『AtermWL11E』(右)
『AtermWBR75H』(左)と『AtermWL11E』(右)

ルーター本体には、Ethernetポートにパソコンを接続した場合のデータスループットで15Mbpsという高性能のスループットエンジンを搭載しており、8MbpsのフルレートADSLに十分対応できるとしている。無線LANは、本体のスロットにPCカードの無線LANアダプターを装着することで機能する。

WARPSTARΔののラインアップは、無線LAN機能がオプションのルーター単体タイプの『AtermWBR75H』、無線LANアダプター1枚(本体装着用)が付属するアクセスポイントタイプの『AtermWBR75HワイヤレスLANベース』、無線LANアダプター2枚(本体およびパソコン用)をセットにした『AtermWBR75HワイヤレスLANセット』の3つのモデルがある。価格はオープンで、12月中旬に出荷予定。編集部による予想店頭価格は、AtermWBR75Hが1万5800円、同ワイヤレスLANベースが2万5800円、同ワイヤレスLANセットが3万5800円。

WAN側のプロトコルとしては、PPPoE(PPP over Ethernet)に対応する。ルーティング方式はソースアドレスルーティング(デフォルトルート設定可能)で、IPマスカレード(ポートマッピング可能)機能、DHCPサーバー機能、IPパケットフィルタリングにも対応する。本体に添付のユーティリティーソフトはWindows 98/Me/2000/XPおよびMac OS 8.6/9.0/9.1/9.2/X(Classicモード)に対応。ただし、Mac OS版ユーティリティーソフトはEthernetポートを利用したときのみ利用可能。

なお、従来の無線LAN機能搭載ルーター『WARPSTARΣ』シリーズでは、『アクセスマネージャ』と呼ぶユーティリティーソフトをパソコンに常駐させ、それを使ってインターネットとの接続を制御していたため、WindowsまたはMacintoshパソコンでしか利用できなかった。WARPSTARΔシリーズではルーター本体にウェブブラウザーを使って設定/制御できるため、Linux搭載パソコンなどでも利用できるようになったとしている。

サイズは幅25×奥行き157×高さ215mm、重さは約0.6kg(無線LANアダプター含まず)。電源は本体に内蔵している。

Ethernetポートを持つ機器を無線LANに接続できる“WARPSTARサテライト”

WARPSTARサテライト『AtermWL11E』は、100BASE-TXポート1つを持つIEEE802.11b無線LAN製品。DIRECTSTARΔやADSLモデムなどと接続しアクセスポイントとして利用(WAPモード)したり、Ethernetポートを持つパソコンやゲーム機と接続してWARPSTARΔなどの子機として利用(サテライトモード)したりできる。12月中旬に出荷予定。価格はオープンだが、編集部による予想店頭価格は1万9800円。

WAP/サテライトの各モード変更、IEEE802.11bの各種設定などは、付属ユーティリティーソフトを使ってEthernetポート経由で行なう。ユーティリティーソフトはWindows 98/Me/2000/XPに対応するため、WARPSTARサテライトを利用するにはWindowsパソコンが必要となる。ただし、設定後はMacintosh、Linuxパソコン、ゲーム機などEthernetポートを備えているものなら接続する製品は選ばないとしている。サイズは幅25×奥行き106×高さ80mm、重さは約0.13kg(ACアダプター含まず)。

このほか同社はPCカード無線LANアダプター『AtermWL11C』の後継として、128bit暗号化に対応した『AtermWL11CA』をと、AtermWL11C/CAに接続して、電波感度を115%以上改善し、通信可能距離を延長する『ワイヤレスLAN外部アンテナ』も合わせて発表した。12月中旬に出荷予定。価格はオープンだが、編集部による予想店頭価格はAtermWL11CAが1万2500円、ワイヤレス外部アンテナが9800円。

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