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DESKPOWER C8/150WLT

DESKPOWER C8/150WLT

2001年11月30日 18時49分更新

文● アスキーPC Explorer編集部・松本 俊哉

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動画再生に最適化したワイド液晶

 C8/150WLTには、専用コネクタで本体とデジタル接続する17インチワイドTFT液晶モニタが付属している(ケーブルは液晶に直付け)。従来モデルの付属品とは異なり、輝度が250cd/m2から400cd/m2へと高められた改良品で、動画再生時などに特定のウィンドウだけ輝度を高くする「あざやかウィンドウ」に対応している。デスクトップ全体は目に優しい明るさに設定しておいて、TVやDVDで映画を観るときはそのウィンドウだけ明るくする、といった使い方が可能だ。

 液晶下部には「i-Panel」と呼ばれる小型のモノクロ液晶パネルが埋め込まれており、設定しておけば新着メールの通知や、天気予報、朝日新聞デイリーニュースなどを自動的にインターネット経由で受信して表示してくれる。i-Panel左の赤外線受光部は付属のリモコン用で、DVDプレーヤ「WinDVD」、TV視聴/録画ソフト「mAgicTV」、「CDプレーヤ」の3つのプログラムをリモコンから起動できる。ボタンを押してからプログラムが起動するまでのタイムラグは体感で1~2秒程度と少ないため、ユーザーにストレスを感じさせない。もちろん、起動後の操作でもタイムラグはまったく発生しない。

 付属のマウスとキーボードはワイヤレス(無線式)で、液晶と本体を設置・接続したら、あとはそれぞれに電源ケーブルを繋ぐだけと、結線は至ってシンプルだ。本体背面にはD-sub15ピンのアナログディスプレイ端子が用意されていて、こちらにもモニタを接続すれば、搭載ビデオチップATI「RADEON VE」によってデュアルモニタで運用することもできる。

装着されているTVチューナカードは、CONEXANT「Fusion 878A」とPhilips製チューナという定番の組み合わせ。
 前述の「mAgicTV」は、アイ・オー・データ機器のTVキャプチャ製品に付属しているソフトで、ソフトウェアMPEG1/2キャプチャに対応している。C8/150WLTに装着されているカードは、FMアンテナ入力や内部コネクタが一部省略されているものの、基板を見る限り「GV-BCTV5/PCI」の簡略版と思われる。それだけに画質はすばらしく、ノイズ抑制の効いた安定した映像で、PCに内蔵したチューナでありながら画の揺れや乱れは見られない。



TV録画/再生とDVDの視聴、CDの再生に使用するリモコン。タイムシフトや画面サイズの切り替えも行える。
「iEPG」「ADAMS-EPG」の2つの電子番組表に加えて、携帯電話を使った録画予約にも対応しており、高画質モード(352×480ドット/4Mbps)なら1GBあたり約25分間、長時間モード(352×240ドット/1.5Mbps)なら約65分間の録画を行える。また、カスタムで最大720×480ドット/8Mbpsまで設定することができるので、画質を優先したいというニーズにも応えられる。当然タイムシフト再生もサポートしていて、EPGによる録画予約以外は、ほぼすべての機能をリモコンから制御できる。

 店頭実売価格は28万円前後。高い静粛性と高画質の動画視聴環境を併せ持つC8/150WLTは、PC特有の騒音に煩わされずにTVやDVDを楽しみたい人に最適な一台と言えるだろう。


DESKPOWER C8/150WLTの主なスペック
CPU Pentium 4-1.5GHz
メモリ 256MB
HDD 80GB
CD-RW&DVD R12倍速/RW8倍速/DVD8倍速/CD32倍速
通信 モデム&LAN
OS Windows XP Home Edition
モニタ ワイド17インチTFT液晶
Officeアプリ Office XP Personal

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