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オールアクリルケースが販売開始!一部のマニア向け製品?

2001年11月22日 20時00分更新

文● 小板

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OWL-PC-CL

 先週お伝えしていたオウルテック(代理店)扱いのオールアクリルケース「OWL-PC-CL」が、アキバで販売開始となった。本日から店頭に並べているのはWonderCity(2万8800円)と高速電脳(2万9800円)。


 外観などは、ほぼ先日お伝えした通りで、オウルテックによると「本来はデモの用途が主力の製品」で、サイズは225(W)×470(D)×425(H)mm。アクリルの厚みは約5mmとのこと。ベイは5インチ×4、3.5インチ×1、シャドウベイ×3、フロントとリアに吸排気ファンの装着スペースがあるが、今回の製品にファンは付属しない。また、電源も付属しないので注意が必要だ。さらに、フロントの5インチベイ拡張スペースを見てみると一番上は空いているが、その下3段分はスペーサーがついている。このスペーサーは、使用していない3段全ての空きをカバーするもの。しかし、1ドライブごとには対応していないので、例えば上から2段目のベイにドライブを装着しようと思うと、その他のベイはフロントが空いたままの状態になる。

付属のパワースイッチ(左)、3.5インチベイ固定用のスペーサー(中央)
マニュアル
パーツ取り付けに関する写真入りのマニュアルが同梱されている

 HDDなどを3.5インチベイに装着する場合には、アクリルと思われる固定用のパイプをあてがい、ここにネジを通してネジ留めする形となる。HDDアクセス用LEDとパワー用LEDの2種類、パワースイッチが用意さえているが、リセットスイッチは用意されていない。
 静電気対策や具体的な強度などの詳細は不明だが、アクリルという素材の性質を考えると、取り扱いには十分注意が必要。メーカー保証が付かない製品だけに、自分で加工を加えて強度を高めたり、さらに自分なりの製品に仕上げていくという一部のマニア向けの製品と考えたほうがよさそうだ。今までのPCケースのイメージで購入して自作するのは控えた方がいいだろう。



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