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P-500 デジタルフォトプリンター/PDC-1320

P-500 デジタルフォトプリンター/PDC-1320

2001年11月21日 16時01分更新

文● アスキーPC Explorer編集部・行正 和義

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P-500 デジタルフォトプリンター/PDC-1320

日本ポラロイド

オープンプライス

「P-500 デジタルフォトプリンター」は、ポラロイドのインスタントフィルムを使って屋外でデジタルカメラ画像を印刷できる携帯型プリンタだ。単体でも発売されるほか、130万画素CCD搭載のデジタルカメラ「PDC-1320」が同梱されるパッケージも用意される。

電池もケーブルも不要で屋外で印刷

P-500本体。写真では下となる位置に付属のネックストラップを装着することができる。
 P-500はポラロイドの「ジョイカム 500」インスタントフィルム(「ジョイカム」および「ジョイカムヒッパレー」などで使用される)を使ってデジタルカメラの画像を印刷するプリンタだ。CFカードスロット以外のインターフェイスは持たず、PCに接続して印刷することはできない。

 印刷方法は、3色のカラーLEDを発光させながらインスタントフィルムをLED列に対して移動させ、フィルムを感光させるというシンプルなものだ。なお、ジョイカム 500のパック(10枚入り)はフラッシュの発光やフィルム搬送(ヒッパレーでは使用していない)のための電池を内蔵し、P-500はこれを電源として動作するため、別途電源や電池はまったく不要だ。

 本体はかなり大きめで、121(W)×184(D)×60(H)mmというサイズは“弁当箱”と表現するのが最も適切だろう。本体前面には2行(欧文のみ)表示のモノクロ液晶パネルと電源ボタン/カーソル(上下)/ON(決定)、プリント開始の5つのボタンのみという非常にシンプルな構成だ。



本体側面のCF TypeIIカードスロット。手前にあるのが標準付属のCFスロット用スマートメディアアダプタ。
 側面にあるスライドパネルを開けるとCF TypeIIスロットが現れる。P-500にはCFスロットでスマートメディアを読み込むためのアダプタも付属しており、スマートメディアから印刷することも可能だ。



本体の裏側のカバーを開けてジョイカム500フィルムのカートリッジを装着する。装着すると自動的にカートリッジの1枚目の遮光シートが排出される。
 使い方はまず、本体の裏側のカバーを開けてジョイカム500パックを装着し、スロットにメディアを挿入する。対応するデータ形式はDCF準拠のJPEGファイルなので、現行のデジタルカメラの画像ならばほとんど利用できる。メディアをセットして電源ボタンを押せば、メモリカードを読み取って×枚の画像があることが表示されるので、液晶に表示される番号をカーソルで選んで何番目の画像かを選び、次に選択した画像を何枚印刷するかを指定し、プリントボタンを押すだけだ。プリントボタンを押す前に画像選択を繰り返すことで、何枚も連続して印刷することができる。



P-500の液晶モニタとボタンを使って印刷指定を行う。上段の左側の数字が画像番号、中央がコピー枚数、左はフィルム残り枚数。下段にはメモリカード装着時にカード内画像枚数、印刷時に画像の画素数などが表示される。
 液晶は英数字しか表示できず、画像番号だけでファイル名やフォルダを選ぶことはできない。また、フィルム1枚に複数画像を印刷するインデックス印刷機能も持っていない。デジタルカメラによっては複数のフォルダを使って画像を管理できたり、カードを抜き差しするごとに新しいフォルダを作成して連番を振り直す製品もあるが、こういった場合では番号指定でどの画像が印刷されるのかがわかりにくい。P-500はDPOF(Digital Print Order Format)に対応しているので、対応デジタルカメラを使っているならカメラ側であらかじめ印刷指定しておくといいだろう。



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