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アイ・オー、DJソフトと専用コントローラーのセット製品やDVD+RWドライブを発表

2001年11月20日 23時22分更新

文● 編集部 中西祥智

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(株)アイ・オー・データ機器は19日、DJリミックスソフトと専用コントローラーがセットになった『DJPAD(ディージェイパッド)2020』や外付けDVD+RWドライブ『DVDRW-iU4.7P/iE4.7P』、USB接続のMPEG/JPEGデコーダー『USB-MPGOUT』、USB接続のオーディオ入出力機器『D2VOX』などを発表した。

『DJPAD2020』の専用コントローラー
『DJPAD2020』の専用コントローラー。中央のタッチパッドで、スクラッチができる

『DJPAD2020』は、専用コントローラーのタッチパッドとDJリミックスソフトでパソコン上でスクラッチや楽曲のミキシングが行なえる製品。画面上部にはターンテーブルを模した2つの“Virtual Turntable Part”があり、それぞれの曲の再生状況が確認できる。画面下部には回転するレコードのようなグラフィックスを表示し、それを見ながら専用コントローラーでスクラッチができる。USBでパソコンと接続する専用コントローラーには、タッチパッドのほかに2つの音源のボリュームを操作するフェーダー、ターンテーブルの切り替えなどを行なう5つのボタンを実装する。

DJリミックスソフトの画面
DJリミックスソフトの画面。上部の2つの円がターンテーブルを表わし、曲の再生状況を表示する。下部のレコードのグラフィックスには赤いラインが入っており、その回転を見ながらスクラッチする

対応するフォーマットはMP3とWAVE、およびCDオーディオ。音源を左右のターンテーブルに登録して再生し、フェードイン/フェードアウトするといった機能も搭載する。タッチパッドを指でこすってスクラッチすることや、フェーダーを操作して曲の音量やテンポを変更することが可能。フロント、リアにそれぞれ2chの出力ができる3Dサウンドカードであれば、ヘッドフォンで次の曲を聞くことができ、頭出しを行なってリズム通りにミックスできるという。

ソフトウェアの対応OSはWindows 98/98 SE/Me/2000/XPで、DirectX対応グラフィックスボードが必要。専用コントローラーは、USB1.1に準拠しており、USBバスパワーで駆動する。本体サイズは幅190×奥行き177×高さ40mmで重さは425g。価格はオープンプライスで、編集部による予想価格は1万円台後半。12月中旬に発売する。

『DVDRW-iU4.7P』
『DVDRW-iU4.7P』

『DVDRW-iU4.7P』および『DVDRW-iE4.7P』は、ビデオ編集ソフト『MediaStadio Pro 6.0VE』(ユーリードシステムズ(株)製)を標準で添付する、書き込み最大2.4倍速のDVD+RWドライブ。両製品とも、同社独自規格のコネクター“i・CONNECT PLUS(アイ・コネクト プラス)”を実装している。i・CONNECT PLUSは、変換ケーブルを使用すればIEEE1394やUSB 2.0ポート、またPCカードスロットに接続できる。なお、それとは別にDVDRW-iU4.7PはUSB 2.0/1.1対応ポート、DVDRW-iE4.7PはIEEE1394ポートを搭載する。

搭載するベアドライブは、(株)リコーの『RW5120A』(DVD+RW書き込み2.4倍速、DVD読み込み8倍速、CD-R書き込み12倍速でCD読み込み最大32倍速。バッファアンダーランエラーを防止する“Just Link”機能も実装)で、ソフトウェアDVDデコーダー『PowerDVD VR-X for I-O DATA』やCD-R/RWおよびDVDライティングソフト『B's Recorder GOLD』などのソフトも付属する。本体サイズは幅162×奥行き240×高さ48mmで重さは約1.5kg。価格はDVDRW-iU4.7Pが7万2000円で、DVDRW-iE4.7Pが7万4000円。11月末に出荷を開始する予定。

『USB-MPGOUT』
『USB-MPGOUT』

『USB-MPGOUT』は、USBでパソコンと接続するMPEG-1/2およびJPEGデコーダー。パソコンの画面解像度やリフレッシュレートとは関係なくテレビ用に画面を出力できるという。ソニー(株)製のハードウェアMPEG-2デコーダーチップを搭載しており、対応する形式はMPEG-2(解像度720×480でビットレートが6Mbps以下)、MPEG-1(解像度が352×240でビットレートが1.5Mbps以下)、JPEGおよびBMP(RGB24bitのみ)となっている。テレビ出力ソフト『I-O DATA MpegCarrier』が付属し、ファイルをドラッグ&ドロップするだけで出力できるという。

電源はUSBバスパワーで供給し、実装する出力端子はビデオ出力およびSビデオ出力が各1端子と、オーディオ出力端子。本体サイズは幅118×奥行き165×高さ25mmで、重さは約360g。価格は1万6800円で、12月上旬に出荷する。

『D2VOX』『D2VOX』

『D2VOX』は、パソコンとUSBで接続するオーディオ入出力機器。添付のDVD再生ソフト『WinDVD 3.1』を使用することで、ドルビーデジタル(Dolby Digital)およびDTS(Digital Theater System)の音声部分による5.1chサラウンド再生が可能だという。光入出力端子を装備し、入力用の1ポートとは別に実装する2ポートのUSBで、USB Hubとしても利用できる。また、16bitA/D D/Aコンバーターを搭載し、対応するサンプリング周波数は32/44.1/48kHz。電源はACアダプターで供給する。対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XPおよびMac OS 9.0.4以降とMac OS X/10.0.4/10.1。価格は1万9800円で、11月末に出荷を開始する。

同社がそのほかに発表した製品は、以下の通り。

ディーディーアイポケット(株)のPHS『feel H”』および『H”』端末用の64kbps通信に対応するUSB通信アダプターケーブル『USB-H64L』(64kPIAFS(ベストエフォート方式)および32kPIAFSに対応。USBバスパワーで駆動し、価格は5800円、12月上旬に出荷)。

『USB-H64L』『USB-H64L』

64kbps対応PHS通信アダプタケーブル『USB-PHS64L』(USBバスパワーで駆動し、価格は5800円で12月上旬に出荷)。

『USB-PHS64L』『USB-PHS64L』

“i・CONNECT PLUS”コネクターを装備するDVD&CD-R/CD-RWコンボドライブ『CRWD-iU20J』(USB 2.0/1.1接続で、DVD読み込み12倍速、CD-R書き込み20倍速。価格は3万1000円で11月末に出荷)および『CRWD-i20J/1394』(IEEE1394接続で、DVD読み込み12倍速、CD-R書き込み20倍速。価格は3万3000円で11月末に出荷)。

『CRWD-iU20J』
『CRWD-iU20J』

ポータブルCDプレイヤー“HyperHyde Loops”『MDM-H2LP/R』(ボディーカラーは赤。音楽CDおよびCD-R/RWメディアのMP3データを再生可能。価格は1万4800円で11月末に出荷する予定)。

“HyperHyde Loops”『MDM-H2LP/R』
“HyperHyde Loops”『MDM-H2LP/R』

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