このページの本文へ

予定どおり登場「サムライの乾杯!」、一部South Bridgeには外観上の変化が

2001年11月16日 21時53分更新

文● 小磯

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
販売中

 ECS製のSiS645マザーボード「P4S5A」の国内流通版「サムライの乾杯!」が予定どおり16日に発売となった。並行輸入版は一部のショップに流通しただけだったが、今回はアキバ中でいっせいに販売が始まっている。



サムライの乾杯!

 主な仕様については並行輸入版登場時の記事に詳しいのでそちらを参照してほしいが、気になるメモリサポートは並行輸入版同様、PC2100 DDR SDRAMまで。ただし、パッケージには代理店であるバーテックスリンクの名前で「ハードウェアはPC2700 DDR SDRAM(DDR333)をサポートするものだが、現在はメモリの動作検証中」であるとするペーパーが同梱。同社はまた、近日中にPC2700 DDR SDRAM対応BIOSが日本エリートグループのウェブサイトからダウンロードできるようになるとも説明している。ショップの話を総合すると、このBIOSは遅くとも今月中にはダウンロードできるようになるようだ。P4S5Aは前評判のかなり高いマザーボードだっただけに、これでひと安心といったところ。


バーテックスリンクの名でユーザーに宛てられたペーパー(左)。右は近日中にPC2700 DDR SDRAM対応BIOSをダウンロード可能になるとするショップのポップ
ペーパーポップ
XP4 HT7961
TSUKUMO eX.に入荷していたP4S5Aで確認できたSouth Bridge“XP4 HT7961”

 なお、一部ショップに入荷したP4S5Aマザーボードで、South Bridgeの表記が“SiS961”ではなく“XP4 HT7961”となっているのを確認できた。XP4とは、SiS645チップセットに対するECS独自の呼称で、基本的にはSiS645とまったく同じものと考えていいようだが、なぜ一部のボードだけXP4になっているのかは不明だ。South BridgeがSiS961のボードもXP4 HT7961のボードもリビジョンはともに1.2Aのため機能や仕様に差があるとは思えないが…。


左は他店のP4S5Aで確認した、これまでどおりのSouth Bridge“SiS961”。どちらもボードリビジョンは1.2Aなのだが…
SiS9611.2A
オーバークロック設定?
オーバークロック設定らしきものをマニュアルに確認できたが、その詳細は不明

 ややナゾは残るものの、DDR SDRAMのサポートについてもスッキリしたことで、初のIntel公認DDR SDRAM対応マザーボードの購入を検討する人は多くなりそうだ。今後明らかになるだろう性能次第では、コストパフォーマンスを重視するユーザーから一番人気となるかもしれない。


16日現在の価格情報
価格ショップ
\13,499WonderCity
\13,700コムサテライト1号店
\13,800DOS/Vパラダイス本店
\13,980クレバリー1号店
コムサテライト2号店
BLESS 秋葉原本店
\14,200パソコンハウス東映
\14,280FRESH FIELD ADACHI
\14,499TSUKUMO eX.
\14,500ZOA 秋葉原本店
\14,600コムサテライト3号店
\14,800T-ZONE.PC DIY SHOP
\14,900TWOTOP 1号店
【関連記事】
【取材協力】

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ