“業界最高画質”をうたうエプソンの2001年末の最上位モデルが「Colorio PM-950C」だ。印刷解像度は2880×1440dpiと、従来機「同 PM-920C」(1440×720dpi)の4倍になり、画質をさらに向上させているのが最大の特徴だ。
業界最高水準の画質を誇るどキレイプリンタ
PM-950Cのサイドビュー。標準付属のロール紙ホルダとカット紙フィーダと同時装着したところ。上部の丸みを帯びた黒い部分が半透明素材となっている。 |
PM-950Cのインクタンク。全色独立インクタンクとなり、任意の色の未交換可能なほか、DYに代わりにBkを装着することもできる。 |
さらに、ダークイエローインクを黒インクに交換することで、カラー印刷の画質は若干低下するもののモノクロテキストなどの印刷を高速に行う機能も備える。ただし、インク交換の際にはインク経路をクリーニングするためにインクをしばらく噴射し、特に黒からイエローに変更した場合にはダークイエローインク総量の数%を消費する。あまり頻繁に交換するのはお勧めできない。
PM-950Cにオートカッターと排紙用ホルダを装着したところ。ハガキなりL判の印刷結果が布製のホルダに自動的に溜まる仕組みは面白い。 |
おなじみのロール紙への印刷でも、排紙部にオートカッター(オプション:5000円)を装着すれば、1枚印刷するごとに用紙がカットされ、連続印刷した場合でもあとで用紙を切る手間が要らなくなる。オートカッターは本体前面の排紙部に装着するもので、L判やハガキサイズ、A4といった用紙1枚ぶんのロール紙が排紙されると自動的に切り落とすことができる。本体前面の排紙トレイ部に装着する用紙受けも付属するため、印刷済みの用紙が布製のホルダにたまるようになっているのも面白いアイデアだ。
さらに、CD-R/RWメディアへの印刷も、従来機ではメディアをセットしたトレイを本体背面から給紙(フィード)して前面に排出していたのに対し、前面からセットできるようになった。
【PM-950C印刷サンプル】印刷サイズは写真画像部分が82×112mm、フラットベッドスキャナにて300dpiでスキャンしたもの。掲載用にリサイズしている。 |
【PM-950C印刷サンプル】スキャンした画像データを640×480ドットにトリミングしたもの。 |
文書 (Microsoft Word 10ページ普通紙) |
推奨/はやい | 3分11秒 |
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詳細/エコノミー | 3分10秒 | |
画像 (Adobe Photoshop ハガキサイズ/PM写真用紙) |
推奨/きれい | 1分24秒 |
解像度 | 2880×1440dpi |
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インク構成 | Bk、C、M、Y、LC、LM、DY |
ノズル構成 | Bk:96ノズル(DY→Bkのインク交換時は192ノズル)+カラー96ノズル×6色 |
ヘッド構成 | ノズル固定、全色独立インクタンク |
インターフェイス | USB、パラレル |
本体サイズ | 515(W)×333(D)×209(H)mm |
重量 | 約7.4kg |