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電子署名に電子印鑑でハンコ文化も電子化――アドビ、シヤチハタ、日本ベリサイン、三菱電機が協業

2001年11月16日 16時22分更新

文● 千葉英寿

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アドビシステムズ(株)とシヤチハタ(株)、日本ベリサイン(株)、三菱電機(株)は15日、帝国ホテルにおいて共同記者説明会を開催し、電子申請、電子決裁の分野で必須技術である電子署名ソリューションにおけるPDFと「印影」(つまりハンコ)を用いた電子署名ソリューションの提供を共同で行なうことで合意したと発表した。

出席者
左から、米アドビシステムズ社のCEOブルース・チゼン氏、三菱電機の専務取締役野間口有氏、シヤチハタの代表取締役社長舟橋紳吉郎氏、日本ベリサインの代表取締役川島昭彦氏。チゼン氏は、シャチハタに“ブルースチゼン”の名でネームペン(ペンの後ろに印鑑がついている)を作ってもらって喜んだそうだ

これまでにアドビ、日本ベリサイン、三菱電機の3社間での電子署名ソリューションが確立しており、アドビのPDFによる電子文書形式、日本ベリサインのサーバー証明書、クライアント証明書等の認証サービス、三菱電機の暗号技術と認証技術を核とする電子署名関連製品とシステム構築(SI)技術の連携により、電子署名法に則った技術およびサービスは現実のものとなっていた。

しかし、官公庁への申請手続きや企業間の取引では、サインではなく押印という日本の伝統と習慣が強く根付いていることがあり、電子印鑑の必要性が認知されていた。今回は3社の協業に印鑑を提供するシャチハタの電子印鑑の技術が加わることで、その部分がクリアになった。

概念図
PDF電子署名ソリューションの概念図

今後、4社は事業拡大を図るために、これまでの各社の取り組みに加え、シヤチハタの電子印鑑技術と三菱電機の認証技術を相互に提供し、それぞれの電子署名製品に組み込み、製品・サービスを共通の枠組みで整備を進める。さらにアドビ主催のセミナーや展示会を通じた販促活動を行ない、販売はシヤチハタ、日本ベリサイン、三菱電機の3社が各々のチャネルを通じて行なう。また、日本ベリサインと三菱電機(三菱電機インフォメーションシステムズが製造・販売を担当)は、互いの製品・サービスの特徴を活かせる顧客向けのシステム構築を協力して行なう。

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