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ドコモとノキア、3Gサービスの技術に関する取り組みについて合意

2001年11月15日 22時46分更新

文● 編集部

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(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモとノキアは14日、第3世代移動体通信システムのサービス展開やアプリケーションの開発などにおいて、ミドルウェア部分の統一化を図ることで合意したと発表した。

今回合意した主要技術分野は、ブラウジング分野、メッセージング分野および、アプリケーション実行環境分野の3つ。ブラウジング分野では、WAP2.0仕様で規定されているコンテンツ記述言語のXHTML/CSSを採用すること、XHTML/CSSにおいて、端末のブラウザーやコンテンツ記述に用いる詳細機能の共通化を図ること、無線トランスポート層プロトコルにWireless Profiled TCPを採用する方向で検討すること、で統一化を図る。メッセージング分野では、ショートメッセージングサービスとインターネットメールを統合したマルチメディア・メッセージングサービスに向け、両技術を融合した技術の開発や動画や音楽を含めたメッセージ通信、コンテンツのダウンロード、配信サービスを行なえるようにすることを図る。アプリケーション実行環境分野では、Javaなどによるアプリケーションプログラムを動作させるための必要技術の仕様の統一化を検討し、2002年後半に合意すること、それに伴い、アプリケーションプログラムを誰でも共通に作成でき、同技術を採用したすべての端末で使用できるようにすることなどを行なっていく。

なお、両社では、今回の合意により、ベンダーによる端末製造の容易化、コンテンツプロバイダーによるコンテンツ作成の容易化、オペレータにおけるトラフィックの増加、ユーザーに対するコンテンツの充実が期待できるとしている。

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