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DSC-AZ1

DSC-AZ1

2001年11月16日 17時42分更新

文● アスキーPC Explorer編集部・行正 和義

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快適な速写・連写機能

1712×2288
1712×2288ドットモードでの撮影結果。480×640ドットにリサイズしている。
 「動画デジカメ」という愛称を持つ同社のDSCシリーズは、強力な動画撮影機能や高い連写性能などを特徴とするが、最新機種であるAZ1でもそれらの機能は健在だ。



2160×2880
2160×2880ドットモードでの撮影結果。480×640ドットにリサイズしている。
 さすがにMZ1の10枚/秒、連続15枚という連写性能には及ばないが、2枚/秒で最大20枚までの連写機能は400万画素クラス随一だ。MZ1から継承する機能としては、露出を変えながら連写する「オートブラケット」と、4枚連写して1枚だけ記録する「ベストショットセレクト」がある。オートブラケットは最大7枚まで撮影でき、ベストショットセレクトは連続して4連写したあとで画面を4分割して表示し、選択した1カットのみを保存するもの。ただし、ベストセレクトショットの画像表示では拡大表示ができず、1/4画面では細部まで確認できないため、ピントが少々ずれていても気がつかない場合がある。被写体との距離が変化するような撮影の場合は、記録に時間(フルサイズ4枚ならば約15~20秒はかかる)がかかるものの、すべての画像を記録する通常連写を使ったほうがいいだろう。



2448×3264
2448×3264ドットモードでの撮影結果。480×640ドットにリサイズしている。
 動画機能も音声付き動画(QuickTime形式)を320×240ドット(15フレーム/秒)で最大約70秒、160×120ドット(15フレーム/秒)ならば約300秒という長時間の記録ができる。

 通常撮影では約1.5秒間隔で撮影可能で、電源ONから撮影可能になるまでは4秒強と、沈胴式レンズを持つ機種としてはキビキビと動き、実際に持ち歩いて使うには快適だ。速度的な不満を挙げるとすれば、ズーム速度がややもったりとした動きで、広角⇔望遠の間が3秒近くかかる。



2448×3264/2160×2880/1712×2288ドットのトリミング画像
2448×3264/2160×2880/1712×2288ドットで撮影したオリジナル画像をトリミングしたもの。補間画素数(2880×2160/3264×2448ドットモード)の画像のほうが細部まで大きくなっているが、斜め線にジャギーが現れるほか、グレー部にノイズが目立つようになる。
 また、MZ1では有効200万画素CCDの画像を画素補間することにより、300万画素相当(2000×1496ドット)で記録するモードを搭載していた。AZ1でも同様に、有効395万画素CCDの画像を最高で800万画素相当(3264×2448ドット)に画素補間することができる。なお、画像補間モードでの撮影では、撮影間隔が約2.5秒伸びる。

 このほか、スローシャッターノイズリダクションを搭載して夜景撮影(シャッター速度は16~1/1000秒)などに利用できる。

 なお、MZ1では露出を上下に振って連続撮影した2枚の画像から高階調な1枚の画像を生成する「ワイドレンジショット」や、特定の色域のみ色を変えて撮影できる「リアルカラーイコライザー」を備えていたが、AZ1では両機能とも省略されている。



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