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NTTドコモ、FOMAの新サービス“iモーション”を開始――対応端末は『FOMA N2002』

2001年11月14日 15時38分更新

文● 編集部

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(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモは14日、第3世代移動通信サービス“FOMA”の新サービスとして、動画クリッピングサービス“iモーション”の提供を19日に開始すると発表した。これは最大384kbpsの高速パケット通信を利用してニュースや映画の予告編などを配信するサービス。当初、28社の計37サイトで映像や音のデータを提供する。併せて、新サービスに対応した新端末『FOMA N2002』を同時に発売すると発表した。

“iモーション”のロゴマーク
“iモーション”のロゴマーク

“iモーション”は、サービスに対応した端末を利用して、iモードメニューサイト内のiモーション対応サイトに接続し、映像や音のデータ(ASFファイル)を取得(ダウンロード)して再生できるサービス。コンテンツはニュース映像やスポーツのハイライトシーン、映画の予告編などで、“映像+音”(プロモーションビデオやニュースなど)、“静止画コマ送り+音”(映画の名場面などのスライドショー)、“音声・音楽のみ”(音楽コンテンツ)の3種類の型式で配信する。サービスの利用料金は、iモードの月額基本料(100円)に含まれるが、サイトの閲覧やコンテンツの取得には別途パケット通信料などが必要。

なお、“iモーション”のサービスは、12月1日に南関東エリアでも開始するほか、(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモ東海と(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモ関西も12月1日にサービスの提供を開始する。

『FOMA N2002』
『FOMA N2002』(左の2台がシルバー、右がフォレストブルー)

併せて発表した“iモーション”対応端末『FOMA N2002』は、“iモーション”の1コンテンツについて最大100KBの読み込みが行なえるほか、iアプリの1アプリケーションごとの最大実行可能サイズを30KBに大きくしたのが特徴。通話とパケット通信が同時に行なえる“マルチアクセス”に加え、スケジュールなどの各種ツールも同時に利用できる“マルチタスク(Multitask)”機能も搭載する。ディスプレーには2.2インチのTFDカラー液晶(6万5536色表示)を採用する。製造は日本電気(株)。

連続待ち受け時間は約55時間で、連続通話時間は約90分。パケット通信の速度は、受信が最大384kbpsで送信が最大64kbps。回線交換方式では64kbpsとなる。本体サイズは幅52×奥行き22×高さ103mm、重量は約107g。本体カラーは、シルバーと“フォレストブルー”の2種類。価格はオープンで、標準セット(電池パック/ACアダプター/卓上ホルダー)は7300円。

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