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シーエヌアイとNTT-ME、韓国TV番組の日本向けインターネット配信サービスを開始

2001年11月12日 19時35分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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シーエヌアイ(株)と(株)エヌ・ティ・ティ エムイー(NTT-ME)は12日、韓国の主要TV放送局6局の番組を国内向けにインターネット配信するサービス“GoLMTV”(ゴーエルエムティーヴィ)を14日に開始すると発表した。

GoLMTV閲覧中
パソコン上で“GoLMTV”を利用し、韓国のTV放送を閲覧している様子。専用視聴ソフト『LMTVプレーヤー』は、メイン画面のほか、画面右に各チャンネルの様子を表示する“プレビュー画面”、画面下にチャンネルをボタンで選択できる“操作チャンネル”を備えている

“GoLMTV”は、韓国通信の社内ベンチャー企業であるリリックメディア社の映像配信技術“LMTV(Lyric Media TV)”を利用して、TV放送をインターネット上に送出、専用の視聴ソフト『LMTVプレーヤー』をパソコンにダウンロードすることで、TV放送番組を閲覧できるというもの。閲覧可能なTV放送局は、m.net(24時間音楽専門ケーブル放送)、KBS1/KBS2(地上波韓国放送)、PSB(地上波プサン放送)、iTV(地上波インチョン放送)、YTN(24時間ニュース専門ネット放送)の6局。

また、ネットワークとしてNTT-MEのブロードバンドコンテンツ配信プラットフォーム“CDN”を利用している。CDNは、“フレッツISDN”や“フレッツADSL”“Bフレッツ”といったフレッツサービスユーザー向けにブロードバンドストリーミングコンテンツを高速/高品質に配信できるネットワーク。東京/札幌/神奈川/埼玉/千葉/大阪/名古屋/京都/神戸/博多にある地域IP網の相互接続点にキャッシュサーバーを直接配備することで、ISPと地域IP網、ISP間の中継回線を経由せずにコンテンツを配信できる。

なお“GoLMTV”は、NTT-MEのインターネット接続サービス“WAKWAK”ユーザー向けのCDN活用型ブロードバンドコンテンツ配信サービス“WAKWAKキャスト”のサービスとして提供される。

“GoLMTV”を利用する場合は、専用ホームページで利用登録を行なう。WAKWAK会員の場合はGoLMTVの利用登録を行なうだけでいいが、WAKWAK以外のISPユーザーは、WAKWAKビジター会員登録を行なった後、GoLMTVの利用登録をする必要がある。その後、同ホームページから『LMTVプレーヤー』をダウンロードして、パソコンにインストールし、起動後ログイン画面でWAKWAK会員IDとパスワードを入力すると放送を閲覧できるようになる。推奨する回線は、ADSL等の700kbps以上の回線。『LMTVプレーヤー』の対応OSは、Windows 98/Me/2000/XP。利用料金は、WAKWAK会員が月額1480円、WAKWAKビジター会員が月額1580円。

フル画面表示
フル画面表示も可能。その場合、プレビュー画面や操作チャンネルを非表示にできる

本日都内で行なわれた発表会で、シーエヌアイ代表取締役社長の鈴木修一氏は、「視聴の際には、バナーなど視聴の障害となるものを極力排除し、TVと変わらないサービスを目指す。将来的には電子メールやチャット、カラオケ機能なども付加する。放送番組についても順次追加し、2002年ワールドカップの韓国内ゲームなども放映したい」としている。

わくわくステーションII
NTT-MEでは、ブロードバンド対応STB『わくわくステーションII』での“GoLMTV”サービス提供も検討しているという

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