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PC2700 DDR SDRAM対応のSiS645マザーが初登場!紫色スロットを搭載!!

2001年11月09日 20時25分更新

文● 小磯

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 2日に登場したPC2700 DDR SDRAMをサポートするSiS645マザーボードがついにアキバでデビューした。第1弾となったのはFuture Power製「FP-SI645」。SiS645マザーボードとしてはECS製「P4S5A」の並行輸入版がすでに流通しているが、P4S5Aのメモリサポートは現在のところPC2100まで。このためFP-SI645が初のPC2700 DDR SDRAM正式対応マザーボードということになる。



フュチャパ大金星!
PC2700に「きっちり対応」したマザーボード1番手だとうたうポップ
FP-SI645
FP-SI645。SiS645+SiS961という構成はP4S5Aと同じ

 メモリの動作クロックはBIOS上から100/133/166MHzを任意に設定可能であり、PC2100 DDR SDRAMの動作クロックである166MHzが公式にサポートされているのがわかる。Future Powerの日本法人であるフューチャーパワー・インターナショナルによると、先日登場した初のPC2700 DDR SDRAMモジュールで動作検証が取れているほか、hynixやKingmax製の純正モジュールも動作チェック済みであるとしており、この点でも安心してPC2700システムを導入できそうだ。ただし、マニュアルによるとPC2700 DDR SDRAMモジュールは2枚までしかサポートされないので注意が必要だろう。PC2100やPC1600モジュールならば3枚(最大3GB)搭載可能となっている。


「DDR333」としてPC2700 DDR SDRAM対応をうたうマニュアル
マニュアルマニュアル
DIMMスロット
紫色のDIMMスロット

 そんなDDR SDRAM対応DIMMスロットは3本で、紫色に塗られているのが印象的。5本搭載するPCIスロットも紫色で統一され、さらにはAGPスロットは明るい青色で塗装済みとなっており、青い基板と相まって独特の雰囲気を醸し出している。なお、AC'97サウンドコーデック以外、特殊なオンボードチップは搭載していないが、ラインナップにあるIDE RAIDモデル「FP-SI645R」ではPromise製IDE RAIDコントローラ「FDC20206R」を搭載するようだ。



拡張スロット
PCIスロットも見事に紫。AGPスロットは水色に近い明るさが目を引く青で染め上げられている。CNRスロットだけはお馴染みの茶色だ
AUXコネクタ

 FSB設定は100~200MHzの間を1MHz刻みで設定でき、VCoreは詳細不明ながら1.6~1.85Vの範囲で設定可能と、オーバークロックに関する機能を持っている。電源コネクタはATX20ピン、ATX12V 4ピン、そしてAUXを持ち、すべて接続することが推奨されているので、AUXコネクタを持っていない電源を使っている人は気を付けた方がいいかもしれない。価格はFRESH FIELD ADACHIで1万3800円、コムサテライト2号店で1万3980円、コムサテライト3号店で1万4500円。



PC2400 DDR SDRAMも販売スタート、スペックは中途半端?!

PC2400 DDR SDRAM

 ちなみにコムサテライト3号店では、9日からPC2400 DDR SDRAMの販売が始まっている。これはNanya純正のモジュールで6.6ns品(150MHz動作)。CasLatencyは2.5で、メモリ帯域幅はその名のとおり2.4GB/秒となっているが、スペックはやや中途半端かもしれない。PC2100対応システムでオーバークロック動作させたい人専用のメモリ、ということになりそうな気配だ。256MBで価格は7950円。



NT5DS16M8AT-66
メモリチップの型番は“NT5DS16M8AT-66”
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