このページの本文へ

SPECTRAをビデオキャプチャカードにできる「SSH Type-C」が単体発売に

2001年11月07日 23時55分更新

文● 小磯

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
SSH Type-Cパッケージ

 1日に登場したカノープス製GeForce2 MX400搭載ビデオカード「SPECTRA F11 PE32 C-Tune」。同製品は、アナログとデジタル回路を分離することでノイズの影響を受けにくくし、出力映像の劣化を抑えるという「SSH」(Signal Super Highway)の新型で、ソフトウェアアナログビデオキャプチャ機能を持つ「SSH Type-C」を搭載した製品として話題となった。というのも、SSH Type-CはSPECTRAシリーズ用の製品であるため、たとえばGeForce3カード「SPECTRA X20」などでも利用できるから。また、あくまでSPECTRAシリーズ用の出力アダプタという位置づけのため、“ビデオカードとキャプチャカードでIRQを2つ消費”といった事態を回避できるほか、バスを経由する画像データが最小限ですむため、安定して高速な画像キャプチャを行えるとカノープスがうたっている点も注目を集めていた。



SSH Type-C
「SSH Type-C」。入力コネクタとして、S/コンポジットをそれぞれ備える

 そんな、SPECTRAシリーズのユーザーなら見逃せないSSHの単体販売が7日から始まっている。7日の段階で在庫を確認できたのは1万2800円で販売中の高速電脳のみだが、今後週末にかけて量販店を中心として店頭に並ぶだろう。キャプチャ/編集ソフトとしてAVI画像キャプチャやDVDビデオ再生が可能な「MEDIACRUISE」、MPEG1/2キャプチャが可能な「WinCoder」、AVI/MPEG/DVなどを扱えるビデオ編集ソフト「WinProducer」を同梱するのはSPECTRA F11 PE32 C-Tuneと同じ。
 12月に発売予定となっている、PCでテレビを見るための外付けユニット「TV Tuner Unit」もあわせれば手持ちのSPECTRA 1枚で画像/映像機能はこと足りるようになるわけで、ファンは要チェックだ。



ビデオエンコーダ
SSH Type-Cが搭載するビデオエンコーダはおなじみのConexant製

 なお、SPECTRAシリーズにビデオキャプチャ機能を加えるオプションとしてはすでに「Video Port 600A」が流通しているが、同製品とSSH Type-Cを同時に利用することはできないので注意したい。

【関連記事】
【取材協力】

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ