RADEON 8500/LE騒動に隠れてすっかり印象が地味なものになってしまったGeForce3 Ti500/200カード。だが、業界ナンバーワンのシェアを持つチップだけに、今週も2社から新製品が登場してきている。
ASUSTeKからは“PURE”2製品
「V8200T5/PURE」 |
ASUSTeKのGeForce3 Ti500カード「V8200T5/PURE」、Ti200カード「V8200T2/PURE」は現行のASUSTeK製GeForce3カードと同じく、独自基板を採用しているのが特徴。リファレンスデザインのカードで見られる、コイル状のパーツが見られないなど、かなりのカスタマイズが行われているようだ。コア/メモリクロックなどはNvidiaの発表どおりV8200T5/PUREが240/250MHz、V8200T2/PUREが175MHz/200MHzとなっている。他社製のGeForce3 Ti200カードは搭載するメモリチップがGeForce3のものと変わらない3.8ns品だったものがいくつか確認できているが、V8200T2/PUREでは4ns(最高250MHz動作)のものへスピードが落とされているのは目を引く。
なお、今回登場した両製品はそれぞれ、同社のビデオカードで廉価モデルにあたる“PURE”だけに、出力端子はD-Sub15ピンのみとシンプル。ビデオ入出力や3Dグラスの対応は、今後登場予定とされる“DELUXE”を待つ必要があるだろう。ただしPUREながら、ソフトDVDプレーヤ「ASUSDVD 2000」に3Dゲーム3本を同梱するとあって、価格はV8200T5が4万9800円、V8200T2が3万800円(ともにDOS/Vパラダイス本店)と、他社製品よりもかなり高め。
販売中のようす |
ChaintechのGeForce3 Ti200カードにはロゴ入りのCD-Rメディア付き
Chaintech製のGeForce3 Ti200カード「A-G320」は2万5800円(DOS/Vパラダイス本店)と、Chaintech製品らしく初値からかなり安価。ドライバCD-ROMとして、ロゴ入りCD-Rメディアが同梱されているのはなんともChaintechらしいと言えそうだ。安価にDirectX8完全対応ビデオカードを手に入れたい人にとっては選択肢になるだろう。