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9.5mm厚最大容量40GB初の流体軸受け採用HDDが日立からデビュー!

2001年11月07日 22時22分更新

文● 小磯

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DK23DA-40F

 9月22日に登場した東芝製「MK4018GAP」に続き、日立製作所からも9.5mm厚の2.5インチHDDとしては現在最大容量となる40GBモデル「DK23DA-40F」がアキバにデビューした。プラッタあたり容量20GBで40GBというのは東芝のMK4018GAPと同じだが、DK23DA-40Fは40GB超級の2.5インチHDDとしてはじめて流体軸受けモータ(※1)を採用したのが特徴だ。日立製作所によると、流体軸受けモータの採用により、稼働音はアイドル時に24dB、シーク時に31dBまで下がっているという。

※1 流体軸受けモータ シャフトとスリーブ間にオイルなど流体を入れ、シャフトの回転で発生する圧力を利用して軸を持ち上げる軸受け(=ベアリング)を搭載するモータ。ボールベアリングを採用するモータに比べて低騒音、かつ長寿命になると言われている。



製品型番シール
面記録密度は33Gbit/平方インチ。3.5インチHDDでいえば40GBプラッタ並みのスペックだ

 なお、基本的なスペックはMK4018GAPと大きく変わらないと考えていいだろう。回転数4200rpm、バッファ2MB、平均シークタイム13m秒という数値はまったく同じで、違いはDK23DA-40Fの最大データ転送速度は34.7MB/秒が、MK4018GAPの36.3MB/秒を若干下回る程度。これは流体軸受けの静粛さを選ぶか転送速度を選ぶか、といったレベルの話になりそうだ。



パッケージ

 9.5mm厚のHDDしか増設できないものが増えてきた最近のノートPCで、大容量のデータを扱える高速なHDDが欲しい、でも動作音は静かでなければ困るといったワガママな人なら見逃せない製品と言えるだろう。価格は若松通商PS/PLAZAで3万4800円。



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