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アスキー、Mac OS Xのためのオールナイト・パーティー“X party”開催

2001年11月06日 18時45分更新

文● 編集部 田口敏之

(株)アスキーは2日、米アップルコンピュータ社のMac OSの最新バージョン『Mac OS X 10.1(マック オーエス テン 10.1)』の発売を受けて、オールナイトパーティー形式によるイベント“X party(テン パーティー)”を、東京都渋谷区のクラブハウス“WOMB”にて開催した。イベントは2部構成となっていたが、ここでは1部の様子を紹介する。

“X party”ロゴ
“X party”ロゴ

協力はアップルコンピュータ(株)。特別協賛としてマイクロソフト(株)が、協賛として(株)アクト・ツー、エイリアス・ウェーブフロント(株)、エクス・ツールス(株)、(株)シマンテック、(株)ジャストシステム、米スマートディスク インターナショナル社、(株)ディ・ストーム、マクロメディア(株)、(株)メディアヴィジョン、ロキシオ・ジャパン(株)が参加している。

パーティーは2部構成。1部は午後17時から23時までで、事前申し込みの抽選による招待客だけのイベントとなっており、各社のMac OS X 10.1に対応した新製品のデモンストレーションや、アップルコンピュータ代表取締役社長の原田永幸氏によるスピーチ、テクノユニット“SUPER BELL”Z(スーパーベルズ)”のライブ、『Power Book G4』や『Apple Cinema Display 22"』などが当たる抽選会が行なわれた。2部は23時から29時までで、VJやDJが音楽と映像で『Mac OS X』を演出し、通常のクラブタイムとして会場を一般公開した。1部には抽選に当たった1500人以上が、2部には500人以上の入場者があったという。

アップルコンピュータ代表取締役社長、原田永幸氏スピーチ――『iPod』も国内初のお披露目

各社のデモンストレーションの後で、壇上に原田氏が登場した。同氏は「30年以上もコンピューター業界にいるが、アップルの製品が一番好きだ。素晴らしいOSと、インダストリーデザインを備えている。どこかのメーカーのように、よそのテクノロジーをただ組み立てて売っているわけではない」と語り、会場をわかせた。また同氏は、「アップルの素晴らしいところはたくさんあるが、最も素晴らしいところは、ユーザーの方々だ。ユーザーの方々からのお叱りや情熱的な支援があるからこそ、アップルが成り立っている」と述べた。

氏が『iPod』を高く掲げると、会場内で大歓声が巻き起こった
氏が『iPod』を高く掲げると、会場内で大歓声が巻き起こった

そして氏が思い出したように、懐から新製品の、5GB HDDを内蔵したMP3プレーヤー『iPod(アイポッド)』を取り出すと、会場で大きな歓声と拍手が巻き起こった。『iPod』が一般に公開されるのは、これが国内では初めてとなる。発売は、11月10日の予定。なお、3日より東京/ラフォーレ原宿に、『iPod』が壁面広告として登場するほか、9日には実際に触って楽しめるイベントを企画しているという。

米アップルコンピュータ ワールドワイド ディベロッパー リレーションズ ディレクターのリチャード・ケリス氏。氏と原田氏は、同日午後に行なわれた『Maya on the Mac』にも出席していた
米アップルコンピュータ ワールドワイド ディベロッパー リレーションズ ディレクターのリチャード・ケリス氏。氏と原田氏は、同日午後に行なわれた『Maya on the Mac』にも出席していた

続いて、原田氏の紹介によって、米アップルコンピュータ ワールドワイド ディベロッパー リレーションズ ディレクターのリチャード・ケリス(Richard Kerris)氏が登場した。ケリス氏は、「これほどパワフルなプラットフォームは史上初めてだ」とMac OS X 10.1について賛辞を述べた後、「どんどん魅力的なアプリケーションも登場している。Mac OS Xネイティブソフトとして開発された『Maya』も、素晴らしい出来だ」と、米アップルコンピュータに移籍する以前に氏が在籍していた、米エイリアス・ウェーブフロント社の3DCG製作ソフト『Maya』についても言及した。

ケリス氏はスピーチの最後に、「今回、会場となったこのクラブハウスも素晴らしい。なぜなら“窓がない(no Windows)”から」とジョークを飛ばし、会場は笑いに包まれた。

左から原田氏、アスキー第一編集局副編集局長の石坂康夫氏、アップルコンピュータプロダクトマーケティング課長の櫻場浩氏
左から原田氏、アスキー第一編集局副編集局長の石坂康夫氏、アップルコンピュータプロダクトマーケティング課長の櫻場浩氏

アスキー第一編集局副編集局長の石坂康夫氏が司会進行を務めたトークタイムでは、石坂氏が「『OS X 10.1』の次は、どういう名前になるのか? また、ユーザーからはどんな声が届いているのか」など、原田氏に質問を投げかけた。これに対して原田氏は「難しい質問ばかりする。さすがは石坂さんだ」と苦笑して、プロダクトマーケティング課長の櫻場浩氏を呼び出した。櫻場氏は質問に対して、「10.1の次については……アップルは未来のことをあえて語らない会社なので、ご了承いただきたい。それから、ユーザーからは『やっとMacらしくなった』という声が多数寄せられている。伝統的なMacの使いやすさを残しながら、革新的なOSとなっている」と答えた。

各社デモンストレーション――OS X 10.1対応製品が続々登場

アップルコンピュータのデモンストレーションには、新たにイコライザー機能などを搭載したジュークボックスソフト『iTunes 2』が登場した。『iPod』と同時に発表した『iTunes 2』は、やはり国内の一般向けには初披露となる。そのほか、DVDオーサリングソフト『iDVD 2』なども紹介していた。

『iTunes 2』のデモンストレーション
『iTunes 2』のデモンストレーション

マイクロソフトは、先日完成したばかりの、Mac OS X専用のアプリケーション『Office v.X for Mac(オフィス バージョン.テン フォー マック)』を発表した。アニメーションとともにツールバーからツールボックスが飛び出してくる“ジニーエフェクト”を採用し、Mac OS Xのインターフェース“Aqua”に対応しているほか、グラフィックエンジン“Quartz(クォーツ)”によって、グラフなどの色を半透明にできるなど表現力を強化している。また、Mac版『Office』独自の、メール/個人情報管理ソフト『Entourage(アントラージュ):mac』で管理している住所録を『Word:mac』で作成したはがきや封書などの宛名として一括利用できるなど、各種のMac版『Office』にしかない機能を紹介すると、会場からは賞賛の声が上がった。発売は、2002年1月を予定しており、2月には『Word v.X』や『Excel v.X』を単体で販売する予定となっている。

ディ・ストームは、米NewTek社のプロフェッショナル用3DCGアニメーション製作ソフトの最新版『LightWave 3D Ver.7(ライトウェーブスリーディー バージョン7)』を発表したが、「3DCGソフトは、作れるものは派手だが作っている過程はとても地味」ということで、同ソフトを利用して作られたアニメーション作品を上映していた。上映作品は、米国でも未放映のアニメーション『DOOM RUNNER』などで、すべて本邦初公開というものだった。

アクト・ツーは、9月21日に発売したメールソフト『ARENA Internet Mailer 21(アリーナ インターネット メーラー 21)』と、12月21に発売する圧縮・解凍ソフト『StuffIt Deluxe 6.5J(スタッフイット デラックス 6.5J)』を発表した。また、OS X用のさまざまなユーティリティーソフトを開発中ということだった。

ロキシオ・ジャパンは、ライティングソフト『Toast 5 Titanium(トースト5 タイタニウム)』を発表した。これは、書き込み中でも他の作業を同時に行なえるのが特徴で、CD-RだけでなくDVD-Rにも書き込むことが可能となっている。また、インストールすると『iTunes』でCD-Rを作成する際に『Toast 5 Titanium』を使うかの選択肢が現われるなど、『iTunes』との連携も可能。同ソフトはパッケージ販売しているが(価格は1万6800円)、バージョン5.1でMac OS X 10.1に完全対応するということで、アップデータを無償で配布するという。現在、5.1のプレビュー版をロキシオ・ジャパンのウェブサイトで公開している。なおこのプレビュー版は、“アップグレード”となっているが、単体でも使用できるので、ダウンロードして使ってみてほしいということだった。

シマンテックが示した、ソフトの費用対効果の一覧表。ウイルス対策ソフトは1年中動かしているので、単価は1円以下になるのだという
シマンテックが示した、ソフトの費用対効果の一覧表。ウイルス対策ソフトは1年中動かしているので、単価は1円以下になるのだという

シマンテックは、ウイルス対策ソフト『Norton AntiVirus 7.0(ノートン アンチウイルス 7.0)』を発表した。デモンストレーションでは、Macintoshユーザーが、一様にウイルスなどに対する警戒心が低いことを指摘。Macintoshにも、Apple Scriptで書かれた、通称「Simpsons(シンプソンズ)」などといったウイルスが存在していることを示し、外敵から身を守るためにも、そしてアドレス帳のデータを使って自己増殖するウイルスに感染して加害者の側に回らないためにも、同ソフトが必要であると強調した。また、常時接続が可能となった現在、同ソフトの稼働時間はパソコンを使っている間ずっと、ということになり、年賀状ソフトなどに較べて、コストパフォーマンスの面においても、非常に優れているということを語った。

エクス・ツールスは、プロフェッショナル用の3DCGソフト『Shade R5(シェード アール5)』を発表した。紹介者はおらずビデオのみの紹介となった。同ソフトは、使用者の用途別に機能を絞り込んだラインアップをいくつか用意しており、プロフェッショナル用の『Shade Professional R5』、中上級者向けの『Shade Personal R5』、そして入門者向けの『Shade Debut R5』となっている。

マクロメディアは、イラストレーションデザインソフトの最新版『Macromedia FreeHand 10(マクロメディア フリーハンド 10)』を発表した。同製品はMac OS Xに対応し、“Quartz”によって自然な輪郭のグラデーションなどを描けるようになっているほか、同時に発売した同社のウェブアニメーション作成ソフトの最新版『Macromedia Flash 5(マクロメディア フラッシュ 5)』で、『FreeHand』のデータを直接扱うこともできるという。

スマートディスク インターナショナルは、今回出展している企業の中では唯一のハードメーカーとして、FireWire(IEEE1394)のバスパワーで動作する、薄型のデザインのCD-R/RWドライブ『SmartDisk VST FireWire Portable CD-R/W』や、外付けHDD『FireWire Thin Drive(ファイヤワイヤ シン ドライブ)』、および『iPod』にも使われている、5GBの1.8インチHDDを内蔵した、ポータブル型HDD『FireFly(ファイヤフライ)』を発表した。

エイリアス・ウェーブフロントは、プロフェッショナル用の3DCGソフト『Maya for Mac OS X(マヤ フォー マック オーエス テン)』を発表した。同製品はMac OS Xネイティブ環境で開発されたソフトウェア。同日午後には、東京都/有楽町の東京国際フォーラムにて、同社が主催するイベント“Maya on the Mac”もあり、そのイベントで上映したムービーと同じ、同製品を用いて制作した映画やゲームなどの作品を、ダイジェスト的に紹介するものが上映された。

最後にメディアヴィジョンが、カナダのコーレル社のペイントソフトの最新版『Painter 7(ペインター 7)日本語版』と、3DCGによる地形描画ソフト『BRYCE 5(ブライス 5)日本語版』を発表した。『Painter 7』では、水彩絵の具が紙に滲んだり、垂れ落ちたりする様子まで再現しているという。『Painter 7』は12月7日発売予定で、『BRYCE 5』は11月22日発売予定となっている。

SUPER BELL”Zのライヴや抽選会、会場の声など

イベント中には、『MOTOR MAN(秋葉原~南浦和)』などユニークな曲で知られるテクノユニット、SUPER BELL”Zの生ライブが行なわれ、会場はおおいに盛り上がった。

SUPER BELL”Zライブ。車掌DJこと『MORTOR MAN』も登場。「次は秋葉原~秋葉原です」
SUPER BELL”Zライブ。車掌DJこと『MORTOR MAN』も登場。「次は秋葉原~秋葉原です」

イベント開始時には、会場内の人と人の間にも隙間が見られたのだが、終了時間の23時が近付くにつれ、抽選会目的の人々が増えてゆき、会場に入れずに廊下や階段などでたむろする人々の姿も多く見られるようになった。会場の一番前でデモンストレーションなどを見ていた男性は、「Mac OS Xのアプリケーションがたくさん発表されるというので来てみた。こういう形式でのイベントは見たことがないのでとても新鮮だ。発表の内容にはとても満足している」と話してくれた。

終了間際、2階から見下ろした会場の様子
終了間際、2階から見下ろした会場の様子

また、3階や4階に設置してある各企業の展示コーナーにいた女性2人は「仕事でMacを使っているが、デモンストレーションで紹介している内容ほど高度なことはやっていないので、よくはわからなかった。しかしこのイベントはとても楽しいと思う。でも、人数に較べて、会場が狭すぎる」ということだった。階段に腰掛けていた男性と女性は「本当は友達と来る予定だったが、友達はみんな抽選に落ちてしまって来られなかった。こういったクラブハウスでのイベントは珍しいし、とても良いと思うが、デモンストレーションの流れにもっとメリハリをつけてほしかった。今(終了間際)は、会場に入れないのでここにいるが、ここでもデモンストレーションの音声だけでも聞こえてくれば助かるのに」と語った。さらに「SUPER BELL”Zのライブ目的で来た。Macのことはよく知らないが、イベント自体は楽しいと思う」と語る女性もいた。

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