ATI Technologies純正の英語版リテールボックス入り「RADEON 8500」が店頭に並んだ。ショップへの入荷はすでに一度あったが、この時は予約分で完売してしまったため店頭には並ばずじまい。このため、本日1日がリテール版RADEON 8500のアキバデビュー日ということになる。
PowerStripはコア/メモリとも275MHz(正確には274.50MHz)と認識した |
気になる動作クロックだが、高速電脳の協力を得てEntech Taiwan製のTweakユーティリティ「PowerStrip」にて確認してみると、ATI Technologiesの発表どおりコア/メモリともに275MHzという数字が出た。この数字は、これまで流通しているバルク版やサードパーティ版のRADEON 8500LEに比べてコア/メモリともに25MHz高速であることを示している。また内蔵するTMDSの動作クロックは165MHzであり、最高1600×1200ドットのDVI-I出力が可能だ。もちろん、デュアルディスプレイに対応し、DVI-Iはプライマリで出力できる。
プロパティで確認すると、RAMDACは350MHzになっている |
ただし、RAMDACだけはATI Technologiesの発表と異なっている。RADEON 8500についてのFAQでATI Technologiesは同製品が内蔵するRAMDACのクロックを400MHzであるとしているが、今回アキバに登場したカードは350MHz。50MHzの差がRAMDACが描画性能に影響を与えるのは超高解像度のモニタに出力した時程度ではあるものの、フルスペックではないあたり、ATI Technologiesらしい仕様面でのナゾは相変わらず残った。
いずれにせよ動作クロックは発表どおりのため。RADEONファミリ最速のカードが欲しいなら純正リテールボックスの指名買いで間違いないだろう。ちなみに入荷した、あるいは入荷予定のショップではどこも初回はごく少量としているため、今週中に入手するには運が必要かもしれない。
価格 | ショップ |
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\41,800 | 高速電脳 |
\43,780 | コムサテライト2号店 |
\45,800 | BLESS 秋葉原本店 |
価格提示なし | OVERTOP(入荷。2日発売) クレバリー1号店(2日入荷予定) コムサテライト3号店(完売) T-ZONE.PC DIY SHOP(週末入荷) WonderCity(2日入荷予定) |