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あのテーマソングは流しません!!――従来のソフマップとは一味違う“有楽町ソフマップ”、11月1日にオープン

2001年10月31日 23時15分更新

文● 編集部 中西祥智

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JR有楽町駅前の東京・丸の内、かつて都庁のあった敷地に11月1日、“有楽町ソフマップ”がオープンする。同店は31日、プレスや関係者向けに内覧会を行なった。

“有楽町ソフマップ”
“有楽町ソフマップ”
共通エントランスから
ソフマップ、無印良品の共通エントランスからソフマップを臨む

同店の入居する建物は、2000年末まで宝塚歌劇団の“宝塚1000days劇場”だった。建物の1階にはソフマップが、2回には(株)良品計画の店舗“無印良品”が入居する。売り場面積は680坪。

店内に入ってすぐに、大きなスクリーンがある
店内に入ってすぐに、大きなスクリーンがある
従来のソフマップとはまるで違う
従来のソフマップとはまるで違う

店内に一歩入ってまず気がつくのは、他のソフマップの店舗とは違い「行こうよまぶしい光の世界~」というテーマソングが流れていないことだ。これは、同店店長の加藤幸司氏によると、「従来とはまったく違った客層を開拓する」ためだという。

有楽町ソフマップ店長の加藤幸司氏
有楽町ソフマップ店長の加藤幸司氏
店内の案内図
店内の案内図。8の字型に通路が通っている

店内には8の字型に大きな通路が通っており、その中にレジと書籍売り場、およびVAIOとMacintosh売り場がある。8の字の周囲には、10エリアに区分したさまざまな売り場があり、入り口に1番近いエリアでは、PDAやデジタルカメラとDVDソフトを販売する。これは、最も売れ筋の商品を、目に付くところに置くためだという。

書籍売り場
8の字の一方の円の中にある書籍売り場。パソコン関連の雑誌や書籍だけでなく、女性誌や一般の週刊誌なども並んでいる
VAIOおよびMacintosh売り場
VAIOおよびMacintosh売り場。8の字のもう一方の円の中にある

書籍売り場では、パソコン関連の雑誌や書籍だけでなく、女性誌や一般の週刊誌なども販売している。加藤店長によると、従来のソフマップの店舗では、客の9割が男性で、またある程度パソコンの知識のある人が多数を占めていた。しかし、今回の有楽町ソフマップでは、パソコン関連にそれほど詳しくない、一般の人々をターゲットとし、そして客の男女比率を半々くらいにすることを目指しているという。

有楽町ソフマップオリジナルのスタッフの服装紫のトレーナーにオレンジのウエストポーチといったこのスタッフの服装も、有楽町ソフマップだけ。右が亀田渚さん、左は水野ちひろさん。加藤店長は「各店から優秀なスタッフを集めた」と語っているが、亀田さんは「そんな自覚はありません(笑)」

スタッフの服装も有楽町ソフマップオリジナルのもの。加藤店長は、一般の人々をリピーターとするには、スタッフの接客が大切であり「各店から優秀なスタッフを集めた」としている。また、スタッフの名刺には「次回も私が、ご対応いたします」と書かれており、名刺をカウンターに持っていけば、スタッフを指名できる。

有楽町ソフマップのオリジナル『Libretto』
有楽町ソフマップのオリジナル『Libretto』。鮮やかな4色のカラーリングで、価格は14万9799円。
これは“アクア(水色)”
カラーリングはブルー、イエロー、ピンク、そして薄いブルーの4色。これは“アクア(薄いブルー)”

また、2階には無印良品が入居しているが、将来的にはソフマップと無印良品とで、タイアップ企画などを行なうことも検討しているという。エントランスは両店舗共有で、トイレもその共有エントランスに位置しているが、女性用トイレには大きなパウダールームが設置され、女性客に配慮した造りになっている。

デジカメ売り場
デジカメ売り場
こちらはパーツ売り場
こちらはパーツ売り場
中古パソコン売り場
中古パソコン売り場
ゲーム売り場には『ニンテンドーゲームキューブ』が
ゲーム売り場には『ニンテンドーゲームキューブ』と『PSOne』用液晶ディスプレーが
ファミコンもいまだ健在
ファミコンもいまだ健在。5979円なり
『AIBO』と遊べるスペースもある
『AIBO』と遊べるスペースもある
店内数ヵ所に設置した情報端末
店内数ヵ所に設置した情報端末。ソフマップの情報のほか、有楽町周辺の情報も入手できるとか
店内の法人スペース
店内の法人スペースでは、主にSOHOにターゲットを置いたコンサルティングサービスを行なう。税理士事務所との間を仲介する“経理代行サービス”や法人向けライセンス販売のサポートなど

有楽町ソフマップは、11月1日午前10時にオープンする。ただし、10月31日現在ですでに並んでいる人もおり、若干早めることも検討しているという。

“オープンおたのしみCAN”
“オープンおたのしみCAN”。500円で販売する。中に何が入っているかは秘密
アスキーの本がほとんどない!!
某社の“できる”シリーズは山積みなのに、アスキーの書籍がほとんど(ほんの数冊しか)置かれていなかったのは残念
有楽町駅の広告
地下鉄有楽町駅構内の広告。かなり無印良品を意識したデザインだ
仰ぎ見ればビックカメラおよびビックピーカンの“有楽町店”
有楽町ソフマップの前からJRの高架越しに、ビックカメラおよびビックピーカンの“有楽町店”が見える。『仁義なき戦い』がくりひろげられることになるのだろうか

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