「EDiCubeシリーズ」は、細かいB.T.O.メニューを用意しない代わりに割安な構成が選べるのが特徴だ。今回新たに登場したAthlon/Duron搭載のコンパクトデスクトップ「EDiCube BB100」にはDVD+RWモデルも用意されている。
オリジナル映像編集ソフト
DV SymphomovieがDVD作成対応に
EDiCube BB100シリーズは、
- 書き込み16倍速/書き換え10倍速/読み出し40倍速(バッファアンダーランエラー防止機能付き)の「CD-RWモデル」
- 書き込み20倍速/書き換え10倍速/CD読み出し40倍速/DVD読み出し12倍速の「コンボドライブモデル」
――そして今回紹介する「DVD+RWモデル」の3タイプが用意されている。
EDiCube BB100の内部。PCIスロットに装着できるのは長さ130mmまでのカード。発熱の大きいAthlon XPに合わせてCPUファンも大型化しており、動作中は風切りがやや気になる。 |
CPUはDuron-1GHz/Athlon XP 1500+(1.33GHz)/同 1800+(1.53GHz)から選択可能で、評価機はAthlon XP 1800+を搭載している。メモリはCD-RW&コンボドライブモデルが128MB(PC133 SDRAM、最大640MBまで増設可能)なのに対し、DVD+RWドライブモデルは2倍の256MB(最大768MB)を標準搭載している。メーカーによると、3モデルともDVキャプチャ&編集ソフト「DV Symphomovie」を標準搭載しているが、中でもDVD+RWモデルはオリジナルDVD-Videoを作成するなど、クリエイティブ指向が強いので、256MBメモリを標準搭載している、という。
DVD-Videoのオーサリングが可能になった「DV Symphomovie 4.10」。今回新たにタイトル部やチャプタの設定機能が追加された。なお、製品にはDVD+RWメディアは添付されずオプション扱いだが、メディア単体での購入も可能になっている。 |
CPU以外のスペックは、チップセットは「Blade 3D」相当のビデオ機能を内蔵するVIA「Apollo KLE133」を採用、ビデオメモリはメインメモリから8MBを共有する。ビデオチップはDirect3Dアプリ(主にゲームなど)には正直あまり向いておらず、AGPスロットを持たないためビデオカードを買い足して機能強化を図れないのは痛いものの、ビデオ編集を主眼に置いてコストパフォーマンスを追求した仕様になっている。
EDiCube BB100には縦置き用スタンドが付属する。ちなみに、側面のEDiCubeロゴが正しく見える方向に置くと、ちょうど上に排熱ファンがくる。 |
EDiCube BB100の前面および背面。DVD+RWドライブの下に、ストレージ専用のPCカードスロット(TypeII×1)を持ち、デジタルカメラなどのデータを手早く取り出せる。IEEE1394は前面が4ピン、背面が6ピンになっている。 |
そのほか、前面にはデジタルカメラで撮影した画像データをすばやく読み込むための、ストレージ専用PCカードスロット(TypeII×1)やUSBポート×2、DVカムコーダなどを接続するのに便利な4ピンのIEEE1394ポートを装備。背面にもUSB×2、6ピンのIEEE1394ポート、さらに光デジタルオーディオ端子などが並ぶ。
価格はDVD+RWモデル(モニタレス)が14万9800円、同(15インチ液晶付き)が18万9600円となる。自作ユーザーが大注目のAthlon XP&DVD+RWドライブという2大キーワードに加え、購入してすぐにDV編集を体験できるソフトがそろったEDiCube BB100 DVD+RWモデルはかなりお買い得モデルと言える。
CPU | Athlon XP 1800+ |
---|---|
メモリ | 256MB |
ビデオ | Apollo KLE133 |
HDD | 80GB |
DVD+RW | R12倍速/RW10倍速/CD32倍速/DVD8倍速/DVD+RW2.4倍速 |
通信 | モデム&LAN |
OS | Windows XP Home Edition |
モニタ | オプション |
Officeアプリ | - |