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オリエント測器コンピュータ、結婚式の想い出をFlashコンテンツにできる『Creators file Wedding edition』発表

2001年11月01日 01時47分更新

文● 編集部 田口敏之

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オリエント測器コンピュータ(株)は、結婚式場などの業者向けに、結婚式のオリジナルのコンテンツを作成できる『Creators file Wedding edition For Windows(クリエーターズ ファイル ウェディング エディション フォー ウィンドウズ)』を11月5日に発売する。価格はオープン(編集部による予想価格は2万円前後)。このソフトを動作させるためには、米マクロメディア社の『Flash 5』および、マイクロソフト社の『Microsoft Excel』(97以上)が別途必要となる。

『Creators file Wedding edition For Windows』『Creators file Wedding edition For Windows』

同製品は、結婚式で撮影した写真などでFlashやHTMLのコンテンツを作成し、CD-Rに書き込んで、結婚式の引き出物などにするためのパッケージソフト。結婚式場などで、挙式を行なった日のうちに短時間でコンテンツを作成することができるよう、あらかじめテンプレートが用意されている。式を行なうカップルとは、あらかじめコンテンツの内容について打ち合わせておき、テンプレートに従って写真と音楽、および背景や素材などを選択すれば、コンテンツが完成するようになっている。また、オリジナルの音楽やムービーをコンテンツに取り込むことも可能となっている。

通常、Flashのコンテンツを閲覧するにはウェブブラウザーと、プラグイン『Flash Player』が必要となるが、同製品のコンテンツのファイルは、これらを必要としない“Windowsプロジェクタ版”となっているため、コンテンツを構成するファイルと実行形式のファイルをまとめてCD-Rなどに書き込んでおけば閲覧できる。なお、CD-Rに書き込むためには、別途ライティングソフトが必要となる。

カード型のCD-Rにデータを書き込み、引き出物にすることもできる
カード型のCD-Rにデータを書き込み、引き出物にすることもできる

パッケージに含まれるソフトは、『フラッシュコンテンツ作成ソフト』と『アルバムコンテンツ製作ソフト』、『オリジナルホームページ作成ソフト』の3本となっている。

『フラッシュコンテンツ作成ソフト』は、“TOPページ”、“生い立ちページ”、“出逢いページ”、および“結婚式ページ”の1~3という、計6ページ(終了時の画面を入れると7ページ)で構成されるコンテンツを作成できるソフト。コンテンツは、TOPページをはじめとして、各ページにFlashのアニメーションが挿入されるほか、BGMを流すこともできる(BGMのオン/オフも可能)。ウェブサイトへのリンクを張ることも可能となっている。

2人の生い立ちを紹介する“生い立ちページ”
2人の生い立ちを紹介する“生い立ちページ”
2人の出会いについて紹介する“出逢いページ”
2人の出会いについて紹介する“出逢いページ”
“結婚式ページ”。結婚式の写真を、スライドショー形式で閲覧できる
“結婚式ページ”。結婚式の写真を、スライドショー形式で閲覧できる

『アルバムコンテンツ作成ソフト』は、写真の閲覧に特化したコンテンツを作成できるソフト。ページの上下に並んだ写真をクリックすると、中央に拡大した写真とコメントを表示するようなコンテンツを作成できる。また、BGMを流すこともできる。

“アルバムコンテンツ”。写真に文章を加えたアルバムを作成できる
“アルバムコンテンツ”。写真に文章を加えたアルバムを作成できる

『オリジナルホームページ作成ツール』は、画像や写真などを選択し、テンプレートを利用してウェブサイトを作成するためのソフトで、利用するには『Microsoft Excel』(97以上)が必要。『フラッシュコンテンツ作成ソフト』で作成したコンテンツからリンクを張るなどして、各コンテンツを連携させることが目的だという。またホームページ作成ツールは“コピーフリー”となっており、複製して結婚式後のカップルに渡して、製作したウェブページを更新できるようにするといった用途があるという。

作成できるウェブサイト
作成できるウェブサイト

収録しているデータサンプルは、テンプレート110点、文面デザイン110点、『フラッシュコンテンツ作成ソフト』で作成できるベースコンテンツ1点、となっている。

動作環境は、Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000、CPUはPentium III以上を推奨、メモリーはWindows 95/98/Meの場合32MB以上、Windows NT4.0/2000の場合64MB以上、ディスプレーは解像度800×600ドット以上、6万5536色以上となっている。

オリエント測器コンピュータは、CD-ROM、DVD-ROMプレスマシンやCD-Rレーベルプリンター、各種のCD-Rメディアなどの開発・製造・販売を行なう企業。設立は'92年で、本社は大阪府大阪市。資本金は8900万円。同社は国内において、名刺型のCD-Rメディア『ROMCA』の特許の使用権を取得している。

同社は、同社製のCDコピーマシンや『ROMCA』の市場を拡大する手段として、2000年10月にメディアボックス(株)と提携し今回『Creators file Wedding edition For Windows』を開発したという。同社では、今後“旅の記念”や“教育”などをテーマに同ソフトをシリーズ化してゆく予定。現在は事業者向けに販売を行なっていく予定だが、シリーズが何本か出揃った時点で、コンシューマー向けに店頭販売する予定もあるという。なお、これらのソフトに合わせて、メディアの表面全体に印刷が可能な“穴のないCD-Rメディア”なども開発しているという。

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