Promise TechnologyのUltra ATA/133インターフェイスカード「Ultra133 TX2」がアキバに登場した。
Ultra ATA/133規格はまずMaxtorのドライブが先行して発売され、先日AcardからUltraATA/133 RAIDカードが登場しているが、Ultra ATAカードならお馴染みのPromise製カード、しかもRAID機能のない“素”のカードが登場したということで、ほぼ完全な環境が整ったことになる。
カード上に搭載するUltra ATA/133コントローラは「PDC20269」。Ultra ATA/133の転送速度が必要になるドライブはまだなく、現時点ではパフォーマンス的なメリットはそれほどではないと思われるが、いわゆる“LBAの壁”を打ち破った初のATAインターフェイスカードとしての存在意義はありそうだ。LBAとは、これまでIDE HDDに採用されていたアドレス指定方法のこと。ただし、LBAでは最高137GBまでしか管理できないため、今後登場するだろう140GB超の製品には対応していなかった。対して今回登場したUltra133 TX2はこれを打ち破り、Maxtorが制定した新しいアドレス指定方法“Big Drive”をサポートするのが最大の特徴。Big Driveの最大サポート容量144PB(ペタバイト。約144000GB)こそ現段階では夢物語だが、すでに最高160GBまでがラインアップにあるMaxtorの「DiamondMax D540X」を導入するためには、おそらく必須となる製品だ。
価格は俺コンハウスで6480円、高速電脳、コムサテライト3号店、BLESS 秋葉原本店で6800円、OVERTOPとTWOTOP1号店で6980円。このほかDOS/Vパラダイス本店でも入荷が確認されている。
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