2001年秋の東芝ニューモデルの中で、一番の目玉がプレミアムブルーの「DynaBook G3/510PME」だ。コンボドライブ、PentiumIII-1GHz&GeForce2 Goを搭載して、実売25万円前後というハイコストパフォーマンスが最大の魅力だ。
harman/Kardon社と東芝が共同開発した
高音質スピーカを内蔵
トップカバーはツヤありのプレミアムブルーというハデめな塗装になっている。 |
高速なCPUに合わせて、ビデオチップはNvidiaのモバイル用「GeForce2 Go」、ビデオもDDR SDRAM16MBと奢られている。チップセットはi815EPで、メインメモリを標準で256MB(PC133 SDRAM)、SO-DIMMソケット×2(うち1つに256MB SO-DIMMを搭載済み)で最大512MBまで増設可能。
液晶画面は15インチXGA表示のSuperView TFTを採用。同社のB5ノートなどで採用する低温ポリシリコン液晶よりもさらに高輝度、高視野角を実現している。実機を見るとほぼ真横からでもアイコンや表示要素が視認できる(ただし、上下方向は20度程度から暗転する)。
本体の前面、背面、および両サイド。前面の液晶パネルは青く光る。左側面には、SDカードとスマートメディアスロットが標準搭載されている。 |
右側面に内蔵するコンボドライブは、書き込み/書き換え/DVD読み出しがいずれも8倍速で、CD読み出しが24倍速、バッファアンダーランエラー防止機能を搭載する。CDライティングソフトには「EasyCD Creator5 Basic」、DVD-Videoの再生用にはInterVideo「WinDVD 3.1」をプリインストールしている。WinDVD 3.1は5.1chサラウンドのソースを通常のステレオスピーカでサラウンド再生する機能があり、この際にはharman/kardonスピーカの高音質スピーカが威力を発揮。外部スピーカやアンプを接続しなくとも、本体だけで迫力の音声を楽しむことができる。
キーボードはやや柔らかいが、ストロークが3mmほどあってタイプ感は良好だ。キーボード奥には、Webブラウザとメーラが起動するショートカットボタンが用意されている。 |
コネクタ類は右側面にS/PDIF(光出力)兼用のヘッドフォン端子、マイク入力、左側面にSDカード&スマートメディアスロット、TypeII×2/TypeIII×1対応のPCカードスロット、カバーの中にUSB×1とRGB出力端子がある。背面にはUSB×2とモデム、LAN、i.LINK端子、ライン入力、ビデオ出力(コンポジット出力への変換ケーブルが付属)が並ぶ。背面はUSB以外カバーがあるので、端子が豊富な割にシルエットはすっきりとしている。なお、FDDはUSB接続の外付けタイプが標準添付される。
底面の各種カバーをはずしたところ。バッテリは10.8V/3900mAhで、駆動時間はメーカー公称値で2時間程度。 |
付属のACアダプタはやや大ぶりで、60(W)×125(D)×25(H)mm、重さ410g。 |
CPU | Mobile PentiumIII-1GHz |
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メモリ | 256MB |
液晶 | 15インチTFT |
解像度 | 1024×768ドット/フルカラー |
HDD | 30GB |
CD-RW&DVD | R8倍速/RW8倍速/CD24倍速/DVD8倍速 |
通信 | モデム&LAN/Bluetooth |
サイズ | 330(W)×273(D)×35.9(H)mm |
重量 | 約3.1kg |
OS | Windows XP Home Edition |
オフィスアプリ | Office XP |