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待たされ続けた(?!)Matrox製のノンリニア編集カード「RT2500」がついに発売

2001年10月25日 23時19分更新

文● Jo_Kubota

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RT2500

 海外ではすでに販売が始まっているMatrox製ノンリニア編集カード「RT2500」の日本代理店版がアキバにもついに登場。発売予告から約半年、待たされ続けた製品待望のリリースということになる。



デモ

 Matrox製のノンリニア編集カードというと従来製品「RT2000」が比較的知られているが、これは同社製のビデオカード「Millennium G400 Flex3D Edtion」を同梱し、実質的にこのMillennium G450“専用”ノンリニア編集カードとなっていた。しかし、RT2500ではビデオカードを同梱せず、ユーザー側で任意に選べるようになった。Matroxが推奨するビデオカードは同社のMatrox G400/G450チップ搭載カードとなっているが、たとえばノンリニア編集と同時に3Dグラフィックス処理をする必要がある人にとって、より高速なビデオカードを選択できるようになった意義は決して小さくない。



ポップ

 “ノンリニア編集カード”と位置づけられるRT2500は、コンシューマ向けのキャプチャカードと決定的に異なり、キャプチャした画像をリアルタイムで編集できるのが最大の特徴だ。エフェクトなどの効果はすべてハードウェアで処理されるため、その効果をモニタ上でリアルタイムに確認できるわけである。なお、これらの機能は同梱するビデオ編集ソフトAdobe Premiereのプラグインとして提供される。
 Premiereのほかにも、パッケージにはDVDオーサリングソフト「DVDit!」など、多数のソフトをバンドル。これによりDVD-Rと組み合わせてオリジナルDVDビデオを作成することもできるなどトータルパッケージとしての完成度も高い。



商談中
取材時にも“明らかにそのスジのプロ”という人が商談中だった

 価格は、TSUKUMO eX.で10万7999円、USER'S SIDE本店で10万8000円。USER'S SIDE本店では、ノンリニア編集コーナーにデモ機を展示し、あわせて専門のスタッフによる商談を受け付けているなど、対象とするユーザーは明らかにプロといったところだ。ただし、ノンリニア編集カードとして見るとかなり安価な部類だけに、ハイアマチュアを中心にしてほぼ同じ価格帯にあるカノープスの「DV」シリーズ同様、人気となる可能性は十分に秘めている。



【取材協力】

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