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4層基板採用のMSI製i850+Socket478マザー「850 Pro5」が登場

2001年10月24日 22時47分更新

文● 小磯

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850 Pro5

 MSIから、4層基板を採用したi850マザーボード「850 Pro5」が登場した。MSI初のSocket478搭載i850マザーボードとなる同製品は、初の4層基板採用i850マザーボードとして注目を集めたSocket423搭載製品「850 Pro2」のマイナーチェンジ版に当たるものだ。



Socket478
基本的には850 Pro2のSocket478版と考えていい
RIMMスロット

 このためSocket形状以外、基本的な仕様は「ほぼ同じ」(エム・エス・アイ・コンピュータ・ジャパン)。基板面積縮小化や、MCH-メモリ間のノイズ対策のためと思われるアクロバティックなRIMMスロット配置は今回も健在だ。このレイアウトにより、PCIスロットを4本しか用意できなくなっているのも従来製品と同様FSBは100~200MHzの範囲を1MHz刻み、VCoreは1.75~1.85Vの範囲を0.025V刻みで設定可能なのもこれまでどおりだ。なお従来製品との相違点としては、基板の色が緑から赤に、そしてMCH上のヒートシンクがクーラーそれぞれ変更された点と、アナログ5.1ch出力に対応したC-Media製のサウンドチップ「CMI8738-6CH-LX」を搭載する点が挙げられる。



PCI×4
ATXフォームファクタのマザーボードとしては少ない、4本のPCIスロット
電源コネクタ
電源コネクタはATX20ピンとATX12V、AUXを用意している

 エム・エス・アイ・コンピュータ・ジャパンのリリースには、850 Pro5がMSI独自のセキュリティキー「MSIスマートキー」や、POSTコード表示LEDシステム「D-LED」を背面に引き出せる「D-Bracket」を同梱しているような表記も見られるが、今回入荷した製品には同梱していなかった。



パッケージ

 明日から販売を開始するという高速電脳によると、予価は2万2800円。このほか、コムサテライト3号店も同程度の価格で明日から販売するという。価格面で4層基板化のメリットはあまりないと言わざるを得ないが、無難な製品づくりで知られるMSIだけに待っていた人は少なくないだろう。



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