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日本サムスン、プロ・テクト、伊藤忠FCの3社がタッチパネル搭載液晶ディスプレーを発売

2001年10月24日 19時15分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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日本サムスン(株)、(株)プロ・テクト、伊藤忠ファインケミカル(株)(伊藤忠FC)の3社は24日、タッチパネルを搭載した液晶ディスプレー事業で提携、タッチパネル搭載15インチTFTカラー液晶ディスプレー『SyncMaster 151Sタッチパネルモデル』を開発し、11月1日に発売すると発表した。

SyncMaster151Sタッチパネルモデルタッチパネルを搭載した15インチTFTカラー液晶ディスプレー『SyncMaster 151Sタッチパネルモデル』

『SyncMaster 151Sタッチパネルモデル』は、日本サムスンの液晶ディスプレー『SyncMaster 151S』をベースに、アナログ抵抗膜方式タッチパネルを搭載した製品。日本サムスンが液晶ディスプレーを供給し、プロ・テクトがタッチパネルの組み込み作業とメンテナンスを行なう。伊藤忠FCは資材調達を担当する。

『SyncMaster 151Sタッチパネルモデル』は、ペンと指による入力が可能で、クロック周波数やフェーズ、画像位置サイズを自動調整できる“AUTO”機能を搭載するほか、ボタンを押すだけで工場出荷時の状態に戻る“ワンタッチリセットボタン”を本体前面に装備する。

最大解像度は1024×768ドット/1619万色。画素ピッチは0.297mmで、輝度は250ch/m2、コントラスト比は300:1。視野角は上下120度/左右140度。入力端子はミニD-sub 15pin。本体サイズは幅392×奥行き173×高さ384mm(スタンド含む)。対応OSはWindows 95/98/Me/NT4.0/2000。価格はオープンプライスで、プロ・テクト直販サイトでの価格が7万9800円。

本日都内で行なわれた発表会で、伊藤忠FC代表取締役社長の浅野利弘氏は、「今回の提携により、3社が互いの得意分野を持ち込み、品質が良く価格競争力もある液晶タッチパネルディスプレーを開発した。この商品は今後の液晶ディスプレー市場には画期的な影響を及ぼすだろう。エンドユーザーには7万円台で提供したい」としている。なお、今回の15インチモデルに続き、17インチモデルも開発中という。

各社代表者
左から、伊藤忠ファインケミカル(株)代表取締役社長の浅野利弘氏、日本サムソン(株)常務取締役の黄春澤氏、(株)プロ・テクト代表取締役社長の菅原正氏

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