ビデオカードでおなじみのInnoVISIONからi845マザーボードが発売された。i845マザーボードとしては後発ではあるが、InnoVISION製マザーボードがアキバに出現したのは6月上旬の「BDI815EP」以来。“珍品再び”といったところだ。そもそも「IVMB-845」という型番自体、情報がないのでショップが勝手に命名したものというから凄まじい。
スペックは拡張スロットがAGP×1、PCI×6、CNR×1、DIMMスロットはSDRAM用が3本、AC'97サウンドコーデックがオンボードというもの。ASUSTeKのi845マザーボードに見られる、ATX12Vコネクタの代わりにドライブ用の電源コネクタを使用できる“EZ PLUG”と同じようなコネクタを備えているのが特徴といえば特徴だ。しかしいずれかへの接続が必須なのかどうか、両方接続したらどうなるのかなどその詳細は不明である。
もちろんInnoVISION製マザーボードの“珍品”たるゆえんは健在で、“MediaGX”“MMX”“Ultra ATA/33”“SGRAM”などなど、何の関わりがあるのか意味不明な表記がパッケージに満載。しかしチップセットのヒートシンクがi845では標準的な剣山状のものになっているため、前作BDI815EPに見られたブランド名“InnoBD”のロゴがなくなっているのが惜しいところだ。また前作ではドライバCDがCD-Rという怪しさだったが、近作はどうなっているのかが気になるところだ。
もはやどこから突っ込んでいいのか判らないパッケージ表記 |
価格はコムサテライト3号店で1万4800円。i845マザーボードとしてはECS製とほぼ同程度のお買い得価格となっている。しかしInnoVISIONのサイトには一切の情報がなく、サポートが期待できるかどうかはかなり怪しいところ。人柱覚悟でおひとついかが?
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