コンシューマー向けノートパソコン『LaVie』には、今回新たに、“ゼロハリバートン”がデザインした『LaVie Z』がラインアップに加わった。また、全てのモデルがWindows XP Home Editionをプレインストールし、LaVie Z以外は256MBのメモリーを搭載する。
『LaVie Z』 |
また、『LaVie T』に加えて『LaVie C』にも、“メディア用ポケット”を実装した。同ポケットには、アダプターを使用することでメモリースティックおよびSDカードを装着できる。また、一部のモデルでは、モバイルオーディオプレーヤーとしても利用できるSDカードアダプター『InfoAudio』を標準装備する。
LaVie Tのメディア用ポケット。半分ささっているのがInfoAudio |
上から順に、メディア用ポケット専用のメモリースティックアダプター、SDカードアダプター、InfoAudio |
LaVie Zは、本体サイズ幅264×奥行き211×高さ34.5mmで重さ約1.5kgのB5ノートパソコン。(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモにNECがOEM供給している『sigmarion II(シグマリオンII)』と同様に、米APW Zero Cases社の“ゼロハリバートン(Zero Halliburton)”部門がデザインしたアタッシュケースのような外観をしている。
LaVie Zの上面。まさにアタッシュケースだ |
構成する2モデルのうち、上位モデルの『LZ500/1D』は、CPUはCrusoe『TM5600』-600MHzで、10.4インチTFTカラー液晶ディスプレー(1024×768ドット、ディザリングにより1677万色)、グラフィックスチップはRAGE Mobility-M、192MBのメモリー(120MHzで駆動)、30GBのHDD(Ultra ATA/33)を搭載する。装備する外部インターフェースは、10BASE-T/100BASE-TX、USB×2、IrDA、PCカードスロット(Type II×1)など。また、CD-ROMドライブ(最大6倍速)も付属する。
本体に合わせたデザインのUSBマウス |
また、本体に合わせたデザインのUSBマウスも付属する。11月15日より順次出荷を開始し、価格はオープンプライス(編集部による予想価格は10万円台後半)。
『LaVie T』3モデルは、15.3インチ高輝度ワイド液晶ディスプレー(1280×768ドット、輝度300cd/m2、ディザリングによって1677万色を実現)およびテレビチューナーを搭載したA4オールインワンノートパソコン。
『LaVie T』(LT500/1D) |
最上位モデルの『LT900/1D』は、CPUにモバイルPentium III-1GHz、メモリーは256MB(PC100 SDRAM)、15.3インチカラー液晶ディスプレー(1280×768ドット、輝度300cd/m2、ディザリングによって1677万色を実現)、HDDは80GB(Ultra ATA/66)、DVD&CD-R/RWコンボドライブ(DVD読み込み8倍速、CD-R/RW書き込み8倍速、CD-ROM読み込み24倍速)を搭載する。PCカードスロット(Type II×2またはType III×1)、IEEE1394×2、USB×3、10BASE-T/100BASE-TX、などを実装する。本体サイズは幅365×奥行き250×高さ49mmで、重さは約4.1kg、バッテリー駆動時間は約1.45時間(別売オプションのバッテリーパックを使用した場合。バッテリーパックはセカンドハードディスク40GBとは排他利用)となっている。
Office XP Personalをプレインストールし、11月8日より順次出荷を開始する。価格はオープンプライス(編集部による予想価格は30万円台後半)。
『LaVie C』は、DVD&CD-R/RWコンボドライブを標準で搭載するA4ノートパソコン。また、上位モデルはBluetoothも内蔵する。
『LaVie C』(LC900/1D) |
最上位モデルの『LC900/1D』は、モバイルPentium III-1GHz、15インチTFTカラー液晶ディスプレー(1024×768ドット)、256MBメモリー(PC100)、40GBHDD(Ultra ATA/66)、DVD&CD-R/RWコンボドライブを搭載。本体サイズは幅326×奥行き281×高さ34mmで、重さは約3.1kg、バッテリー駆動時間は約1.7時間。Office XPをプレインストールする。価格はオープンプライスで(編集部による予想価格は20万円台後半)、10月下旬出荷予定。
『LaVie L』は全4モデルのうち上位2モデルがモバイルPentium III-1GHzあるいはモバイルCeleron-850MHzを搭載し、下位2モデルはDuron-900/800MHzを搭載するA4ノートパソコン。
『LaVie L』(LL900/1D) |
最上位モデルの『LL900/1D』は、モバイルPentium III-1GHz、15インチTFTカラー液晶ディスプレー(1024×768ドット)、256MBメモリー(PC100)、40GBのHDD(Ultra ATA/66)、DVD&CD-R/RWコンボドライブを搭載。本体サイズは幅327×奥行き269.5×高さ41.5mmで、重さは約3.5kg、バッテリー駆動時間は約2.0時間。価格はオープンプライスで(編集部による予想価格は20万円台前半)、10月下旬より順次出荷する予定。
『LaVie M』は、モバイルPentium III-850MHzかモバイルCeleron-800MHzを搭載するモバイルノートパソコン。
『LaVie M』(LM700/1D) |
最上位モデルの『LM700/1D』は、モバイルPentium III-850MHz、12.1インチTFTカラー液晶ディスプレー(1024×768ドット)、256MBメモリー(PC100)、40GBHDD(Ultra ATA/33)、IEEE1394×2を搭載。本体サイズは幅283×奥行き238×高さ34.3mmで、重さは約1.91kg。価格はオープンプライス(編集部による予想価格は20万円台半ば)で、10月下旬の出荷となる。
また、同社の直販サイト“121ware.com”専用モデルとして、BTOで仕様を変更可能な『VALUESTAR G』および『LaVie G』も、同日発表した。VALUESTAR Gは、Pentium 4-1.7GHz搭載の標準構成で、17万5800円、LaVie GはモバイルPentium III-1GHzを搭載する標準構成で19万9800円。